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唐突に緑だけど野菜じゃない方のスイカのお話。
金曜日のコト。定期として機能はしているものの、残金500円と若干心もとなかったため、ちょっとチャージをしておこうと5000円札を入れて1000円分チャージを行いました。
機械音と共にスイカが戻ってくると、同時に出てくるはずの1000円札4枚が1枚しか出てきません。
券売機に「しばらくお待ちください」と出たのでしばらく待っていると駅員が出てきました。
駅「どうしました?」
私「お釣りが1000円しか出てこないんですが・・・」
状況を説明し、差分3000円を要求しました。
・・・待つ事10分。
駅「機械としては2000円を出したと記録しているんですよ」
私「はい」
駅「だから2000円しか渡せないんですよ」
私「はいはい・・・はい?・・・いや、事実1000円しか出てないんですけど」
駅「と言われましても・・・」
私「その機械についてはよく分かりませんが、お釣りの差分3000円を頂ければ問題ないんですが」
駅「ですから、機械が2000円出したと記録しているんですよ」
私「はあ・・・」
お札に限りませんが、2枚と3枚は間違えても、1枚と2枚って結構間違えにくいと思うのですよ。ほんの10分前の記憶ですし、神様に誓う事はできませんが、ほぼ間違いなく1000円札1枚しか出ていません。
・・・更に待つ事5分。
駅「では、今日の金額を集計してから再度確認しますので明日また着てもらえますか」
私「いや、明日から休みなので・・・」
駅「それでは月曜日に」
私「いいですけど、とりあえずその『機械的には正しい2000円』だけでも頂けますか」
駅「まずは調査してからでないと渡せないので」
私「・・・?」
何かもう面倒になってきた事に加え、裏口の出口のため二台しかない券売機のうちの一台が実質止まっているわけで、金曜夜と言う事もあって少しばかし混んで来ました。
更にアロハシャツ風のチンピラみたいな格好をしていたので、本当は被害者なのに加害者として見られているような気もしてきたため、その日は帰ることにしました。
翌日土曜日、社会人の休日としては早朝といえる午前9時半(※個人の感想です)に電話が。
駅「調べましたが、やはり2000円しか記録されてないんですよ。それで機械をメーカーに問い合わせて再チェックするので10日程待ってもらえますか」
二日酔いで頭痛のする中、前日より更に面倒な事になってきたため、「もう2000円でいいので、今から取りに行きます」と伝え、駅へ向かいました。
窓口を訪ねると、書類を作るというので10分待たされました。
書類の内容『5000円札を入れてスイカに1000円チャージしたところ1000円しかお釣りが出ませんでしたので(申告)、過不足分2000円を支払います』
日本語間違ってる気がします・・・
私「・・・という夢を見たんだ」
妹「いや、事実なんでしょ」
私「この扱いに加えてお札が重なってませんでしたかとか『こちら側の勘違い』にしようとしてるし、確かにその可能性もゼロとは言い切れないけどもうその辺は水掛け論だし、手間隙考えると面倒になって1000円くらいいいかなって」
妹「私なら断固としてその場で貰うぜ、そこは譲らねえ。カネだぞ、カネ!やっぱカネだよな〜・・・カネ」
私「何回カネって言うんだよ・・・」
妹「前に駅でこんな事があったんだ」
私「聞こう」
妹「定期を買おうとしたわけだが、証明書がないと買えないと受け付けのババアが言いやがってよ」
私「そりゃあババアも仕事だからな」
妹「いや、学生証明書もあるし去年の証明書もあるのよ。学校で発行しているやつがないだけで」
私「まあ、その辺の資料って確認するだけで特に保管とかしないし、そこまで揃ってたらやってくれる場合もあるな」
妹「しかしそのババアは断固として譲らないんだ。しかもまた態度が気に入らない・・・素で唇が引きつったのはあの時くらいだよ」
私「あ〜、髪をけなされた丈助みたいな」
妹「それで、仕方ないから他の駅員に状況を話して2000円貰った」
私「何だって?」
妹「言葉どおりだよ」
私「どういうことだ・・・大佐ァ!!」
妹「だから、「今日定期を買わないと往復分1340円を損してしまうんだよ!カネならある!地位も名誉もいらない!ただ定期が欲しいんだ!目覚めるときは今なんだ!」とマシンガントークで説明をしたら、駅員のお兄さんが2000円くれた」
私「お前すごいな」
妹「むしろお釣りでプラスだよ!」
私「でも、そのババアが厄介なのは確かだが、お兄さんはちょっと気の毒だな」
妹「という事で兄者も気を落とすな」
私「いや、俺はマイナスなんだけどね」
という事で、同じお役所的な被害でも妹はむしろプラスにしてしまうのでした。しかし、ボーナス出た当日にお金関係で面倒な事になるとは思いませんでした・・・