いやはやオグリキャップが亡くなったそうで・・・

天皇賞バブルガムフェローや先生御用達のタケミカヅチも最近亡くなりましたが、この馬に関しては知名度もろもろ含めてもレベルが違い過ぎるので、競馬ファンとしてちょっと触れておこうかなと。

競馬を全く知らない人に「知ってる馬は?」と尋ねれば、年齢による違いはあるにせよ「ハイセイコー」「オグリキャップ」「ディープインパクト」(+ナリタブライアンハルウララ)のいずれかが出てくると思います。(最近ならディープインパクトが多数ですかね)

アニメに興味がない人でも「サザエさんドラえもん」「ガンダム」「ジブリアニメ」辺りは知っているのと同じく、オグリキャップ知名度は相当なものだと思います。

まあオグリがどれほど素晴らしい馬かはオグリキャップのwikiを見れば大体分かると思いますが、一応の戦績は32戦22勝(うち地方12戦10勝)、重賞は12勝(うちGI4勝)、獲得賞金9億円超え(※現在のレース賞金なら11〜12億円くらい)。



当然ながら、当時小学校入学前だった私はオグリの現役時代を知りません。

従ってこれといった思い出などないわけですが、会社にはその手の人達が多数いるので、当時の話を聞くだけでも色々伝わってくるものはあります。まあもう、上記wikiを覗いた後、以下の実況を聞けばその辺は伝わるかと思います。


■89年ジャパンC(マイルCSからのGI連闘という、今はもちろん当時でも考えにくいローテで出走)↓

ラスト1F付近の「オグリ!オグリ!オグリキャップ頑張れ!オグリキャップ頑張れ!」はもはや実況じゃないんですが、そうなってしまうのがすごいところ。



■90年有馬記念(6着・11着と今までにない惨敗が続き、引退の決まった最後のレース)↓

「レースのレベルがどうとか」「右手じゃなくて左手だよ」とかそんな無粋なことどうでもいいのです。上と同じ大川和彦アナの実況ですが、最後涙声になっているのが印象的です。最後の方で「ライアン!ライアン!」と聞こえるのは、バドランドの戦士様ではなく、大川慶次郎氏(解説者)の叫びです。(ものすごく有名な話ですが)



これらのデータと映像だけでも十分色々伝わってくるのですから、当時のオグリキャップを知ってる人はそりゃ競馬が好きになりますし、「ディープなんて・・・」「オペラオーなんて・・・」「アンタって人はー!!」とか言いたくなる気持ちも分からなくはないです。

が、あまり過去にとらわれすぎると地球の引力に魂を引かれたオールドタイプになってしまいますので、「それはそれ」「これはこれ」の精神で今後も競馬を楽しめればそれでいいと思います。