いつも通り、トイレにてトイレ本を眺めておりました。トイレ本というのは文字通りトイレ用の本です、まあトイレ用というかトイレに置きっぱなしになってそのままになったものを我が家ではトイレ本と呼びます。

さて、そろそろトイレがゲシュタルト崩壊しそうなところで本編に入りますと、そのトイレ本、通常であれば「いしいひさいち」の「問題外論」「ドーナツブックス」、もしくは「こち亀」だったりするわけですが、その中に明らかに見慣れない本がありました。



私「おい豚野郎、これ誰のだか分かる?」

妹「いや、知らないよ」

私「母上に聞いても知らないって言ってた」

妹「そりゃそうでしょ、というより兄者のじゃないの?

私「・・・言いたい事は分かる」

妹「てかコレ何なの?」

私「これは所謂アンソロジーというやつだ」

妹「・・・って何?」

私「ある作品を違う作者が描いて、それを寄せ集めしたようなものだ」

妹「ドラクエ4コマみたいな?」

私「そうだな、それが分かりやすい」

妹「じゃあこれの元々は何なの」

私「うむ、分かってしまう自分が嫌だが、とあるエロゲーだ」



見つかったのは君が主で執事が俺で」のアンソロジーコミック(非18禁)
■詳細


私「仮に、仮にですよ。仮にホントにですね・・・犯人を捜すべく家宅捜索をしたとしたら、100人が100人とも僕が犯人だと断定するわけですよ。作品の元ネタはなくとも、このアンソロの作者の同人誌がいくつかあったりして・・・いや、もう止めましょうこんな話は。僕は、今こうやって高まっている事がね、全てな訳ですよ。だからね、仮にとか、もしもとか、もう止めようじゃありませんか・・・(以下略)」

妹「じゃあ誰なのよ」

私「うむ、情報を整理するとだな。ブツは『エロゲーのアンソロジーコミック』、現場は『トイレ』。非18禁だからアレな目的とは考えにくい・・・母は違う、アンタも違う、俺も違う、となると残りは・・・」

妹「ネコか親父か

私「ネコがアンソロジーコミックを好むなんていうファンタジーは2次元で十分・・・という事は親父か・・・」



違いました。



妹「やっぱ兄者じゃないの?酔っ払って置いたとか」

私「んー、生憎今日はまだ飲んでないしな」

妹「そうか、昨日まではなかったからね。でも買ったのはもしかしたら・・・

私「いや・・・買った本はほぼ把握してるし、しかも現物見たら普通少しは思い出すものだろ。1巻・2巻と2冊まとめてだし」

妹「私は自分の買ったものなんて全く覚えてないけどね!

私「・・・まあそれは後で考えるとして」

妹「何かもう面倒になってきたよ・・・もうどうでもいいんじゃね」

私「しかし何か気持ち悪いじゃないか」

妹「まあ気にするな



結局この時はうやむやになってしまいましたが、犯人は妹の友人という事が判明しました。ただ、妹の友人の持ち物ではなく、その更に友人が所有者で、たまたま預かっていたものを持ったまま妹の家(=我が家)に遊びに来て、トイレに誤って置いていってしまったとの事。

ただ、コレが真実だとしても「2冊まとめて」というのはどうにも謎ですが、まあその辺は気にしないことにしました。



しかし怖いです。ホントに家宅捜索されたら間違いなく私と断定されます。アンソロ本どころか同人誌が大量にあるためそこを問われますと言い逃れできません「この同人誌の元ネタはあの作品とは違うんですよ!ガンダムなんですよガンダム俺がガンダムだ!」・・・なんて熱弁したところで火に油でしょうし。

この場合は仮にそうなっても特に問題ないですが、違った場合で規模が大きくなったりすると「俺は嵌められたんだ!」なんて映画みたいな事になり兼ねません。

という事でそれでもボクはやってないという邦画に興味が沸いたので、今度見てみる事にします。