生物には本能と言いますか、先天的にDNA的に刻み込まれているものが多々あります。

例えば、カンガルーの子供が生まれた直後に親の袋に入ったり、ウミガメの仔が孵化した直後に海を目指したり、サケが元の川に帰ってきたりと様々です。

高等な生物(この場合は脳の大きさ)になればなる程、その本能部分は小さくなり、後天的な要素である環境要因によって色々変化したりしますが、基本的にDNAに刻まれた先天的な情報というものが少なからずあり、それに従った行動が必ずあります。



食肉目に属するネコにも当然それは存在します。やわらかいものを見つけると足踏みするような動作をしますが、あれは母ネコの乳を刺激して母乳を得るという行為の名残であり(親立ちしてないと、老ネコでもずっとやる場合があります)、爪磨ぎはもちろん、体温調節や清潔さを保つために行う毛繕いも誰から教えられるという事もなく、五体満足のネコなら普通に行います。

その中でひとつ。その本能を利用したものとしてトイレのしつけがあります。彼らの祖先は砂漠地帯に暮らしていたため、砂を用意してやるだけで大抵そこがトイレだと認識します(確実さを要求するなら覚えさせる事も必要ではありますが)。そして一度覚えてしまえば砂がなかったりしても、大抵そこでし続けてくれます。

しかしながら、それ以上にネコは本能的に「綺麗好き」です。家ネコの場合は起きてる時間の半分以上毛繕いしてると言っても過言ではありません。つまりは、そこをトイレだと認識していても、あまりに汚ければ別の場所を探すのが摂理と言うものです。

そして、彼らは新しいトイレを「見つける」と当然「覚え」、続けてそこで排泄行為をします。



ウチでは2匹ネコを飼っておりますが、数日前、トイレが汚かったためか、私の部屋の「とあるもの」を上に乗せた「ダンボール」に一度お戯れをされました。

現場を見ていたら叱っておくのが道理というものですが、その場にいなかったために叱る事もできず、二度目がないよう「ダンボール」を処理する事しかできませんでした。

思えば、この時に気付いておくべきでした・・・



その後2日位経ちまして、最近トイレを替えてないなとふと思ったわけです。まあまだギリギリ大丈夫な汚れ具合だったので放っておきました。



その2日間、部屋でたまに異臭を感じる事がありました。まあネコは部屋に出入りしていますので、彼らの匂いだろうと思ってしまうのもありえない事ではありませんでした。



しかし本日、間接的ではなさそうな異臭を感じたため出所を探っていたところ、その「とあるもの」からでした。



持ち上げてみると、多分黄色であろう液体が「とあるもの」の中から床に広がるくらい出てきました。



・・・お分かりとは思いますが、彼らがトイレと認識していたのは「ダンボール」ではなく、その「とあるもの」だったわけです。






その「とあるもの」はゲームが出来たりブルーレイが見られるなかなか便利なものでした。

発売当初はなかなか売れなかったみたいですが、最近はそこそこ売れているようで、オフで楽しめるのはもちろん、オンでも色々できますし、PCじゃまだそこまで流行っていないブルーレイが見られるのも利点です。20G、40G、60Gなど、顧客のニーズにあったメモリサイズのものを選択でき、まさに近未来の道具と言えましょう。

そういえば2まではメモリーカードが必須でしたが、今回からは本体にそのままセーブされるのでメモリーカードを無くしたなんていうトラブルからも解消されていたようで、いい時代になったものです。






という事で、セーブデータとかもろもろ含めてプレイステーション3がお亡くなりになりました。

ソフトが入ったままで二重に困っていましたが、1日乾かしたら10秒位起動しまして、何とかソフトだけは回収でき、最後はターミネーターの瞳の色が消える感じで全く動かなくなりました。

お金ってのはもちろんそうなのですが、それ以上に何かこう・・・腑に落ちない感じと言いますか、何とも言えない気分です。とりあえず、「ネコの尿で壊れた場合には保障対象外です」なんて決まりがあるとも思えませんので、保障が効くのかどうかは調べておきたい次第です。