ちょっと前ですが、会社で同僚の皆々様と昼食中に映画とかアニメとかで感動したしないなんて話題が挙がりました。

感動を表現するものとして「全俺が泣いた」的な意味で「泣く」という分かりやすいものがありますが、周りの方々に比べて、私はあまり泣いていないそうです。

というか、映画とかそういうの抜きにしても最近「泣いた事」ってないなと・・・いや、財布を落として○万円損した時、競馬で諭吉複数人に負けた時、冷蔵庫に缶ビールが無かった時などは泣きたくなりますが。

と言うことでいわゆる泣きジャンルの感動を探しつつも、あまり関係なく映画など見に行ってしまっているわけで。



タイタンの戦い
元々ストーリーに期待などしていませんでしたが、久々に駄目なB級映画に出会いました。突っ込みどころだけで20箇所くらいあると思います。簡単に言えば、「半神半人のペルセウスが神に不満を持つ国の戦士達と冥府の神ハデス(とその手下クラーケン)に立ち向かう」という話ですが、ギリシャ神話の知識云々抜きにして、登場人物の動機が不明だったり、大事な説明がなかったりします。

以下は主な突っ込みどころです。(ネタバレしてますが、知ってても特に面白さが変わることは無いと思います)

□王国が残念
→主人公含め15人くらいが外出すると、もう10数人しか国に残っていない。一応、最初に数が減ったみたいな描写はありますが、それにしても小学校1クラス分の人数で神に逆らうのは無謀としか言いようがありません。小国のスパルタ王国ですら300人いるんですよ奥さん。

□戦士が残念
→カッコはしっかりしてますが、基本的に皆弱いです。正直300(スリーハンドレッド)のレオニダス王1人で全員駆逐出来るじゃないかと思える程です。

死亡フラグが残念
→「俺が笑うのは神に一矢報いた時だぜ」とか余命15分くらいな事を言うのはかまわないのですが、あまり重要じゃないところで死にます。(サッカーで言うアシストのアシストくらい)

□主人公が残念
→半神半人というとヘラクレスギルガメッシュ、アキレスとか半ば反則的な強さを想像するのが通常だと思うのですが、この物語の主人公ペルセウスには目立った強さはなく、勇者装備ができるだけのちょっと強い人程度です。神の力は使いたくない的な描写も見受けられましたが、使っても大したことありませんでした。

□タイトルが残念
タイタン族が滅んだ後の話だそうです(説明があります)。ギリシャ神話を知っていればいいのかもしれませんが、よく分かりません。

□とにかく残念
→「お前ら最高だよ」的なことを主人公が仲間にいうシーンがあるのですが、その僅か10〜15分後に全員あっけなく死にます。死ぬのはかまいませんが、もっとカッコイイ死に様はいくらでもあったんじゃないかと・・・

いいところは、RPGのように手に入れたキーアイテムで話が進んでいくところですが、前後説明がないので唐突過ぎてあーうーという感じです。


残念すぎて長くなってしまいましたが、某DBエボリューションのようなネタにもなりきれないので正直見ない方がいいと思います。

というより、同じギリシャ神話のオリュンポス十二神を題材にしているのなら、最近クリアしたゲーム:ゴッド・オブ・ウォーシリーズをCG映画化した方が全然面白いと思います。話も復讐というテーマなので燃えやすいですし、何よりクレイトスさんの方が同じ半神半人でも筋肉的(文字通り鋼の肉体)、性格的(神も悪魔も皆殺し)な意味で魅力的です。