結構前の話なのですが、ウチのマンションの共通玄関のドアがちょっと壊れてしまいまして、壊れたといってもドアごとなくなったとかそういうわけではなく、ドアと金属の接合部分が外れてしまって少々擦れる音がする程度のものです。

まあ何だかんだで築10年は経つマンションでドアも当時からそのままなので、若干老朽化していたのでしょう。酔った勢いで足で蹴って開けたりしてたのは多分関係ないと思います。



損傷具合も取り替えず修理で治るレベルのもので、しばらく触らないで下さいという意味合いで管理人が告知していたのか、貼り紙がされていました。



パッと見まあ、そーなのかーって感じに見えたりするかもしれませんが、一つ目立っておかしなところがあります。

「全体に使わないで下さい」

間違いなく「絶対に」なのですが、ドアを全体的に使ってはいけないだとか、全体を通して使ってはいけませんよとか、「絶対に」の上二段活用的なもので「全体に」なのかとかちょっと色々思考を巡らせてしまいましたが、そんな言葉は存在しませんでした。



端的に言えば、ここの管理人の教養がよろしくなかったと言うことになるのですが、あまり短絡的に人をバカにするのもよくありません。急いで書いたのかもしれませんし・・・



「玄間」

もう一箇所ありました。達筆で書いているのが更に哀れな感じです。



「使かわないで」

送り仮名が違うくらいあるかもしれませんが、漢字自体も微妙に間違ってます。



・・・この短い文章で3箇所。私もPC人間なので漢字は苦手な方ですが、流石にこれはあまりに・・・






数日後、私以外にも思う人はいたようで、特に目立つ部分が直されていました。

写真はありませんが、他の2箇所も数日後に違う字で修正されていました。



そしてまた後日。管理員が気付いたのか、紙自体が修正されてました。



しかしながら、まだ「使う」の部分が間違ってますし、「絶対」を「絶体」と書こうとした跡が見受けられます。これはもう残念ながら残念な人だったと思わざるを得ません。






妹「下にある張り紙マジうけるんだけど」

私「漢字間違いは100歩ゆずっても、『全体に』はな・・・」

妹「しかも修正してあったし」

私「それに気付いたのか、その後紙が張替えられてたもんな」

母「管理人はわしが育てた あれ修正したの私だよ」

私・妹「まぢで!?」



全箇所直したのはウチの母親でした。

しかしながら、クイズやら漢字やらの教養番組が多いから言うわけではありませんが、何にしても基本的な部分はきっちり抑えておきたいところです。