13話「曲がったことが嫌いな中尉」

内戦を引き起こしたテロリストの調査ということで、地元民の刹那くんがミサイルの飛んできた現場に赴いたところ、ユニオンの二人組みがいました。先に気づいた刹那くんは隠れますが・・・



ユニオンの軍人として作業中のエーカーくんでしたが、隠れていた刹那くんを感じ取ります。見えない位置にいるよような気がしましたが、ここは心奪われた男の補正でしょう



一般人を装う刹那くんですが、相変わらずエーカーくんは何かを感じ取っているようです。



「少年!君はこの国の内紛をどう思う・・・この国の内紛をどう思うかな?」

ビリーさんの「はやく立ち去ったほうがいい」という促しでを無視して刹那くんを引き止めるエーカーくん。ビリーさんから色々教わったのか、今日は政治的なことを言いたい日のようです。



刹「でも・・・この戦いで人は死んでいきます・・たくさん死んでいきます」

エ「同感だな」

見たまんまで、関係のない人が死ぬのは嫌いなタチなようです。そういえば、エーカーくんって劇中ではまだ誰も殺してないですね。ユニオンのエースというくらいですから、見えない部分では色々活躍しているのでしょうけど。



君だって、戦っている!・・・後ろに隠しているものは何かな?」

誘導尋問のような会話で刹那くんの真意を見極めたエーカーくん。妙なセリフ回しもそうですが、やはり戦闘系統になると只者ではありません。というより最初から気づいた可能性も・・・パーティー時のクラッカーなどにもすぐ気づくタイプなのでしょう。



「怖い顔だ」

一般人でないことがばれて目つきが変わる刹那くんに対して一言。この鋭さはやはりガンダムを感じているからなのでしょうか・・・



エ「一昨日、ここから受信アンテナを攻撃した機体は、AEUの最新鋭機イナクトだったな・・・」

ビ「いきなりなにを」

エ「しかもそれは・・モラリアのPMCから奪われたものらしい・・・・・・撤収するぞ」

急に話を変え、おそらく秘密事項なことを次々に口にするエーカーくん、ティエリアがいたら確実にナドレされている状況です。



ビ「なぜあんなことを・・・?」

エ「さあ、なぜかな・・・口が滑ったとしか言いようがない」

刹那くんに何かを感じ取ったのか、単に戦っている男が好きでフォローしたのか、とにかく前者でも後者でもよく分からない行動です。まあ本人も分かっていないようなので、ここは豪快に口が滑ったということで(笑)






シーンは変わって、アザディスタンの偉い人をガンダム自らが返しに来るとの連絡を受け、フラッグファイター達が出動。



部下1「CBが王宮に向かっているって本当ですか?しかも人質を連れて」

部下2「もしそうなったら絶好のチャンスですよ・・・中尉!」

エ「フッ・・・」



括目させてもらおう・・・ガンダム

会話全部が面白いんですが、中でもこのシーンは群を抜いています。もう定番となった倒置法も出て正に絶好調です。括目なんてアニメで初めて聞きましたよ・・・(笑)



任務を終え、非武装で離脱するガンダムを見て部下が一言

部下1「追いかけましょう!中尉!」

部下2「今ならガンダムを・・・」



「できるものか!そんなことをしてみろ・・・我々は世界のハナツマミものだ・・・」

エーカーくんがこういう男なのは今までの話からも分かること。これは必然の行為と言えます。それにしても表現が面白いですなこの人は(笑)



ということで、前回のような絶好調な場面はなかったものの、今回も存分にその存在感を示しました。今回分かったことは、エーカーくんはガンダムだけでなく、ガンダムに乗った人の感覚も分かるということ、雰囲気的にしばらく出番はなさそうですが、エクシア→デュナメスときたので、どうせならヴァーチェ・キュリオスとも戦ってほしいところです。