School Days(9話)

接吻現場を目撃した言葉は、「誠くんの事が好きだったんですか?」と追及・・・刹那は「あれは世界のため」「自分だけの思い出を作りたかった」などと否定しますが、これは流石に自分勝手な言い分。まあ「魔が差した」とも取れますが、誠くんに少なからず好意を抱いていたのは事実なわけで・・・・・・言葉の情緒不安程度を促進する結果となりました。







次の日、学校(引き続き学園祭中)。昨日の一件でお疲れ気味の刹那は謎の演劇を鑑賞。その内容が昨日の刹那の行動をまるで見ていたかのように謳ったものであり、刹那は共感を覚えます。

「その花への思いを言葉に出して、この『世界』を傷付ける気なんて微塵もなかったんだ」(お分かりと思いますが、花が誠くんで、世界が世界なわけです)

「もしそれを聞くものがいなければ、何をやってもいいというの?・・・それが起こったという事実に変わりはないのでは?」

後者のセリフにより、刹那は何かに気付きます(まあ世界に対する罪悪感とみるのがセオリーでしょうけど)。しかし、客がいない割には迫真の演技です。



一方、刹那が人知れず悩んでることは知らない世界は、ここぞとばかりに誠くんとイチャつきます。前回は襲い掛かる誠くんを突き飛ばす等、結構悩んでいた世界ですが、何か吹っ切れたようです。それは挑発したのが世界ということからも明らかでしょうか。



前々回復活したケータイで、おそらく誠くんにメールを送っている言葉。そんな時、加藤乙女率いるいじめっ子4人組が登場。店番に加え(当然自分達の番を押し付けている)、例の休憩室にちゃんとお客を入れているのかと強い口調で攻め立てます。

4人組の1人曰く、休憩室は学園祭の伝統の1つ。内容は、明らかにゴムっぽい何かを握った女の子が男に「やらないか」と迫り、そのまま休憩室(要は簡易ラブホ)に突入するのだそうです。男にとっては「そして僕にコン○ームをくれぇ〜♪」と言った感じです。

※ちなみにその他の伝統は「一緒に回る」「一緒にフォークダンス



まあとりあえず・・・ヤるのはかまいませんけど、「学校で何やってんだ!」というのが素直な感想です。てかよくバレないなと言いますかなんと言いますか・・・これがギャルゲーだと言われればそれまでですけど。



4人組と入れ替わりで入ってきた澤永くん。言葉に対し、一緒に回りたい+フォークダンス(+ヤりたい)を懇願。その際、またしても口を滑らせ「誠は西園寺(世界)と付き合っているようにしか見えないけど・・・」と発言。言葉は、誠の口から出たものなのかどうかを確認し、違うと分かると澤永くんを一蹴(まあ誠くんはその辺すべてを曖昧にしてますから・・・違うという結論になりますね)



言葉は誠くんにひたすらめるめる・・・しかし気付かず、世界の尻をもてあそぶ誠くん。が、触りすぎたため世界に追い出されました。



まあソーセージの件はいいとしまして、友人らに後押しされた乙女と暇をしている誠くんの間にフラグが成立。二人は一緒に学園祭を回ります。乙女は遠回しに告白しますが、世界がやってきてとりあえずは何事もなし。しかし、誠くんの目つきは・・・



桂さんの妹心ちゃん+友人登場。「お姉ちゃんね、誠くんと後夜祭のフォークダンス踊るの楽しみにしてたよ」と無垢な一言により、微妙な空気に。それを察したのか、心ちゃんの友人は「複雑な事情なんですね、大人ですね」と小学生らしからぬ一言。事情を伝えるのが構成上の役割だったのか、すぐに退散します。とりあえず、塾の先生はロリコンって事にしておきましょう。



「誠くんの彼女は私なんですから」「別れてなんかいません」「誠くんはきっと来てくれます」

例の4人組の片割れ2人に攻められ、一層思い(思い込み)が強くなっていく言葉。しかし、当の誠くんは何もかもを曖昧にしているようで、踊ってくれるかどうかは怪しいものです。



メール20件送信。言葉の情緒不安定状態を表していると言えます。



流石の誠くんも「これはマズイ」と気付いたようで、急いで言葉の元へ向おうとします・・・が、ふとしたきっかけ(澤永くんと話した)から勝負を賭けてきた乙女が割り込み、例の伝統を持ちかけます









やや無理やり連れ込まれたってのはありますが、この状況でもヤッてしまう誠くんは凄すぎです・・・・・・伝統を堪能後、乙女は「見つからないように(フォークダンスに)行ったほうがいいよ」と、愛人止まりになることを決定。

一方、あまりにしつこく攻められた言葉は、相手が引く位の本気の目付きになり、いよいよ危なそうな状態・・・「恋人」「彼女」という概念に拘り続ける言葉、先ほどの乙女じゃないですが、「きっかけ」を掴むとありえない行動を取りそうです。



さっきのでスッキリしたのか、メールの件は放置で世界とフォークダンスをする誠くん。それを、演劇のセリフを連呼しながら眺める刹那。刹那は、結果的にどうにかなったので一応は満足でしょうか・・・後から(世界に)バレる可能性も残ってはいますが



やや放心状態の言葉は場の勢いで澤永くんと・・・(曖昧な表現のみなので何とも言えませんが、まあおそらくは・・・)






とりあえず、誠くんがどんどん事態を複雑に・・・


乙女は愛人の域でストップ。

澤永くんは・・・色々喋り過ぎですね

刹那は誠くんから手を引いたという意味ではとりあえず離脱。

世界は、一緒にフォークダンスを踊った事により、直接言われたわけではないですが、自らを「恋人」「彼女」と認識したのは間違いないと思われます(まあ前半からそんな感じでしたけど)。前回の流れからだと若干不自然でしたが、何か吹っ切れるものがあったのでしょう。

言葉は、「彼女」という繋がりはあるものの、誠くんが選んだのは世界なのか刹那なのか自分なのかよく分からず・・・それを解決しようとメールを送っても全く返事がなく、4人組からは当番を押し付けられ、彼氏じゃないんだろと攻められ、フォークダンスも踊れず、挙句の果てには澤永くんと・・・など踏んだり蹴ったりの状態。見ているこちら側からすれば、大方「誠くんを倒せ」になりますが、前にも書きましたように「初めてできた恋人補正」によりそれはなさそう、となりますと・・・。

誠くんはなんかもう分からなくなってきました。ヤれればいいという事は分かりますが・・・。ホントもう心ちゃんが誘惑しても食いつきそうな気がしてきました。「何故こんな男がもてるのか」というのはギャルゲーの前提を覆す事になるのでなんとも言えませんが、「恋は盲目」ってのはこの作品では恐ろしい言葉だなと。