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妹のバイトは順調のようです。でも学校は危ないそうです。
妹「私のバイト先に韓国人がいるのよ」
私「ほう」
妹「どうよ。国際化ってやつだよ」
私「別にお前が何かしたわけじゃないだろ」
妹「分かっちゃいないねえなあ、とりあえずヨーグルト食べたいからスプーンとってよ」
私「お前の方が近いだろうが」
妹「それでキムチについて色々聞いてみたのよ」
私「まあ韓国人=キムチって印象はあるからな」
妹「日本人にとっての味噌汁だって」
私「それはまた極論だな・・・」
妹「それはないでしょ〜って笑ったら、キムチについて熱く語られた」
私「ギャルゲーとエロゲーは同じジャンルだと言われたオタクのような気分だったんだろうな」
妹「分かんねえよ」
私「んで、嫌いなのその人?」
妹「全然、すげえいい人だよ。来て2ヶ月なのに日本語すごい分かるしさ」
私「2ヶ月でバイトできるまで喋れるのは相当つわものだな」
妹「でもやっぱり分からない言葉も多いみたい」
私「例えば?」
妹「『マジハンパねえ!』って言ったら、『ハンパ?エ、ナニソレ?』な感じで」
私「お前はバイト中どういう状況でその言葉を発したんだ・・・」
妹「客があまりにもいっぱい来てさ。うぜえと思いながらそんな言葉が」
私「・・・」
妹「とりあえず、『すげえ』という意味だよって教えといた」
私「その日本語も微妙なのはいいのか」
妹「いいじゃんそれくらい」
私「しかし、ホント最近外国人との関わり多いなお前」
妹「だから国際化ってやつなんだよ!」
私「そう言われると、お前は言葉喋れなくても通じそうな感じがするな」
妹「いや、英語は喋れた方がいいよ」
私「急に真面目になるなよ」