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妹が随分前にしていたバイトの話。
妹「ベルトコンベアー」
私「・・・急にどうした」
妹「いや、前にしてたバイトを思い出してさ」
私「あー。なんか派遣でやってたな」
妹「うん、ベルトコンベアーで延々と流れてくるパンにベーコンをのせる仕事」
私「・・・つらそうだな」
妹「2時間くらいで飽きた」
私「まあ、仕方のないところだ」
妹「そしたら2時間後にキャベツ係に昇進した」
私「・・・・・・それは昇進なのか?」
妹「キャベツは量が重要なんだよ!」
私「ほう、それは確かに」
妹「でもこう・・・少なくしすぎて・・」
私「うん」
妹「モウチョットオオク!って言われた」
私「へえ」
妹「でも多く入れたら、今度はモウチョットスクナク!って言われた」
私「まそっぷイソップ物語みたいだな・・・ところで、何故さっきからカタコトなんだ?」
妹「仕切ってる人が外人だったんだよ」
私「ふむ、なんか普通のオチだな」
妹「そんなわけで、ベルトコンベアーが欲しいんだよ」
私「・・・・・・いまいち分からないのだが」
妹「ほら、こう・・・家の中移動するの面倒じゃない?」
私「・・・・・・まだ分からないな」
妹「何かに集中しているけどトイレ行きたいときとか」
私「・・・・・・ちょっと分かった気がする」
妹「だから、ベルトコンベアーがあれば便利だなって」
私「・・・・・・やっぱり分からんな」
妹「コナン(未来少年のほう)にあったやつだよ」
私「太陽エネルギーでな」
妹「もしくはドラえもんのアレ」
私「ベアリングロードか」
妹「そう。その辺をさ」
私「・・・・・・・やっぱり分かんないよ」
妹「ほらー、体動かすの面倒な時ってあるじゃん」
私「まああるけど・・」
妹「そこでベルトコンベアーが!」
私「・・・・・・」
妹には、明確な何かが見えていたようです。