■
以前ちょろっと書いた妹のホームヘルパー話をば
妹「ホームヘルパーに行ってきたよ」
私「どうだった?」
妹「楽だね〜。料理作って一緒に話したり外行ったりしてるだけだし」
私「言語障害があるだけで普通の人って言ってたもんな」
妹「そうそう。時々何言ってるか聞き取れないけど大体分かるようになったよ」
私「話聞いてるとホント楽に聞こえるが、お前がそういうの得意なのかもしれないな」
妹「でも風呂入れたりとかトイレを手伝うとかそういうのがないからね、話すときに気を使うとかはあるけど」
私「まあそこはバイト先とか会社でもあるからな、ある意味苦労するところだが」
妹「すげえいい人達だから、マジ楽よホント!」
私「うむ、3日でア○ック(雑貨屋)をやめたお前が言うと実に説得力があるな」
妹「あそこはクソだよ!店員が全員ゾンビみたいだったし」
私「確かにあそこはひどかったな・・・でもゾンビは言い過ぎだと思うぞ」
妹「まあそんな話はもういいじゃん。ああそうそう、バイト仲間に変な人がいたよ」
私「ほう」
妹「社会人だったらしくて、たまに土日だけやってるらしいんだけど・・・」
人『好みのタイプはどんななの?』
私『えっと、体毛が薄くて、細い人が好みですね』
私「何故に体毛って単語が?」
妹「いや、その人体毛の濃い太めの人でさ」
私「お前・・・それは・・・」
妹「『お前の逆だよ!バカが!』とは流石に言えないでしょ」
私「・・・しかしほぼそれと同じ意味じゃないのか」
妹「あ?知らねえよそんなの、いきなりそんな事聞く奴が悪いんだ」
私「まあそれもそうか・・・何か違うような気もするが・・・相手は何て反応したんだ」
妹「普通に『そうなんだー』って」
私「えらく意味ありげな『そうなんだー』な気がする」
毛『俺って体毛が濃すぎてさ、俺より毛が濃い人見た事ないよー』
妹『へーそうなんですかー』
私「うん、変な人だな・・・」
妹「でしょ?」
私「初対面で体毛の話はなあ・・・」
毛『ショル毛が凄いんだよね』
妹『ショル毛って何ですか?』
毛『肩の毛だよ』
妹『へーそうなんですかー』
私「確実に変な人だな」
妹「冒険でしょでしょ?」
私「ショル毛か・・・20年以上生きてきて初めて聞いたよ」
毛『どこに住んでるの?』
妹『○○です』(地元の名前)
毛『俺は足立区なんだよね』
妹『へーそうなんですかー』
妹「なんでお前は「区」なんだよ!」
私「そこか!」
毛『俺って結構自分で喋っちゃう人間でさ』
妹『へーそうなんですかー』
毛『社交的だと思うんだよね』
妹『へーそうなんですかー』
私「お前の答える気のなさも面白いな」
妹「いや、でも実はいい人なんだよ」
私「お前の話からは1mmも伝わってこないのだが」
妹「何でもやってくれたトコとか、料理(介護の人に)も作ってくれたし」
私「お前は何か作ったのか?」
妹「うどんを作った時は・・・うどんを袋から出したよ」
私「・・・」
妹「・・・」
私「・・・・・・・・・え、終わり?」
妹「まあほら・・・うどんって簡単じゃん」
私「・・・」
妹「しっかし、こっちが楽過ぎてコンビニやめてえよ!」
私「もうやめんのかよ」
妹「効率悪いしさー」
私「まあ時給が違いすぎるからな。しかしいいバイト見つけたな」
妹「ヤヴァイよ」
私「あとやっぱりいい人じゃないだろその人」
妹「悪い人ではないと思うよ」
そんなわけで、とりあえず資格代の1万円は稼いだ妹なのでした。