先日友人と共に映画DVDをレンタルしました。





その名も『ハウスオブザデッド2』

同名のゲームはいい出来です。普通に面白いです。

ただ、最初に言いますがこの映画は全くもってダメです。第一弾も大変にひどいものでした。一言で言うと『クビちょんぱ』、これに尽きます。

それでは何故そんな映画の第2弾を見ようと思ったのか・・・まあアレです。別に意味はありません、特に意味もなくレンタルビデオ屋に行ってなんとなく借りてしまったと。コンビニのレジの前にあるガムとアメとかをつい買ってしまうあの衝動と似ているかもしれません。

すなわち、最初から期待のベクトルは通常の映画に対するソレとは異なっているという事です。

以下ネタバレですが別に問題ないと思います。








とりあえず、一切説明のない大学教授の実験から1匹ゾンビができてしまいます。そしてありきたりな流れでゾンビが町に蔓延します。国が動くほどの大災害だと言う事は、セリフから何となく分かりました。

となると、それを解決しようとおそらく超エリートであろう特殊部隊が出てきます。この映画の設定では、ゼロ世代(最初のゾンビ)の血液から血清が作れるとのコトで、それを手に入れるのが物語の主要な部分です。

ゾンビがうようよしている町の大学のラボに秘密があるらしく、特殊部隊はそこを目指していきます。流れは非常に単純です。

相手はゾンビ。噛まれて感染するという知識は既に特殊部隊に伝わっており、噛まれる=感染=死という簡単な方程式が生まれます。つまり一撃必殺のソレを受けないように、出来る限り工夫する必要があるのは火を見るより明らか。肌の露出なんてもってのほかです。









しかし全員手袋無し

まあ武器に自信があったのでしょう。触られる前にマシンガンをぶっ放せば、シスターアンドブラザーです。

最初のゾンビが出現。さあマシンガンの出番!








しかし何を血迷ったかいきなり肉弾戦

ヘッドロックであっさり倒すも、どうやら手を少し噛まれた模様

噛まれた人「か、噛まれてないッスよ!ひっかかれただけです」








1分も持たずゾンビ化(この映画のゾンビ化はやけに早いです)、そしてもう1人巻き込んであっという間に2人死亡。

その後、伏線らしきもの(蚊が一因かもとか、6歳の女の子ゾンビでも殺せるか?等様々)を張るもことごとく放置。そんなこんなで多大な犠牲を払いつつも博士のラボに到着。ゼロ世代ゾンビから血液をゲット。







しかし帰り際に落とす

男「もう1回だ!!」

女「しつこい男は嫌われるわよ」



もう一度取りに行く事に。こんなトコだけゲームっぽいです。

主人公の2人以外全員死亡し、なんとかもう一度血液をゲット。

車に戻ると、死んだと思っていた特殊部隊の一人が登場。



「この血液は何百万ドルで売れるんだ!よこしな!」もはや小学生としか思えない理由でゾンビ以外の問題でピンチに・・・



何とか敵を倒すも、死ぬ間際に手榴弾を爆破するというレオン張りの行動を見せ・・・







血液が爆破と共になくなる

男「何度でも蘇るさ!」(某ロムスカパロの声で

女「冗談でしょ、面倒だわ」






アナウンス「ゾンビがあまりに多いので町は隔離されました」






エンドロール




・・・・・・まあ、何一つとして解決してないと

無駄にアクションがしっかりしているだけに、デビルマン張りのネタにもなりきれずなんとも言えない後味。

まあこのつまらなさもある意味面白いわけですが(笑)








でもこの後見た只野仁特番(夜中にやっていたもの)の方が圧倒的に面白く、やっぱり普通に面白いものを見たほうがいいという当たり前の事に気付くのでした。