妹「実は寝坊しちゃってさ」

私「また?もう遅刻しねえとか言ってなかったっけ?」

妹「気のせいだよ

私「そうか気のせいか」

妹「でも今日は受験だったんだよ」

私「受験・・・・・・あー、何か論文対策とか言って珍しく勉強してたとこか・・・って寝坊かよ

妹「5時半に起きるところを7時に起きちゃってさ」

私「それは全くもってダメなんじゃないのか?」

妹「あっはっは。まあタクシーとかで何とか間に合ったんだけどね」

私「1時間半も出遅れて?

妹「1時間半も出遅れて

私「まあ試験当日は余裕持つ事が多いか・・・・・・んでどうだったんだよ面接と論文は」

妹「論文は完璧よ、予想したとこバッチリ」

私「流石だな」

妹「いや、予想の大半はマザーにしてもらったんだけどね

私「ん・・・それじゃあお前は何をやったんだ?」

妹「論文書いてんじゃん

私「ああそうか・・・いや・・・何かよく分からなくなってきたな・・・」

妹「面接は前に練習してたのが活きたよ」

私「『遊んでました』は流石にな・・・」

妹「でも心配だ〜、すげえ短かったし」

私「小論文確認後なわけだし、面接前に『既に』決まってたのかもよ・・・とりあえず人間かどうか確かめただけと」

妹「それマジ?」

私「いや、何かそういう話を耳にした事があってさ」

妹「よし!何かそんな気がしてきたから遊びに行ってくる

私「洗いっ放しの洗濯物はどうする気だ」

妹「試験受けたんだから干しといてよ」

私「そんな道理が通ると思っているのか」







私「受かったんだってな」

妹「ハハハ」

私「根拠は全くないんだが、正直お前の敗北は考えられなかった」

妹「これで遠慮なく遊べるよ

私「いつも通りじゃないか」

妹「では早速遊びに行ってくる

私「またしても洗いっ放しの洗濯物はどうする気だ」

妹「試験受かったんだから干しといてよ」

私「そんな好き勝手・・・!!」(CV:ムラケン







という事で妹の大学受験は終わりました。正直勉強している様子をほとんど見ていないような気がしますが、多分きっと間違いなく気のせいではありません。(だから推薦入s・・

まあしかしですね。



仮に奴がまともに試験を受けていたとしても、落ちる姿が全く想像できないのもまた事実なわけです。








私「とりあえずおめでとう」

妹「そんなのいいから何かお祝いに買ってよ」

私「何が欲しいんだよ」

妹「諭吉でいいよ

私「願い事変わってないか?」