子供でも何でもいいのですが、物事を伝える(教える)際には見返り(褒美)を提示せずに行った方が効果的だそうです。「これあげるから頑張ろうね」ではなく、できてから「よくできたねー」と言って褒美を与えるほうがいいと。何かの教育書に書いてあった事なのですが、子供に限らず大人も似たようなものだそうです。

前者の場合は褒美を期待しているわけで、もしその褒美が何らかのトラブルで与えられなかった場合、その際がっかりするのはもちろんのこと、次回以降やっても貰えないんじゃないかという妙な感情が生まれる恐れがありまして、それが物事を達成しようとする行為に少なからず影響を与えてしまいよくないと・・・後者は始めから何も期待していないので褒美が貰えなくてもなんともなく、貰えた時は嬉しくていいなと、そんなわけです。

とは言いましても褒美を与えた時の方がいい場合もありますので、もちろん一概には言えません。



ただ、褒美を期待していて褒美がなかった時の絶望というのは・・・







前置きが長くなりましたが、週末のお話です。

実は3日前に部署が変わりました。

以前から連絡は来ていましたが、特に準備もない急な移動。前は同じ身分の方に囲まれたところだったのですが、今度は周辺が皆上司、しかも部長クラスの人がすごく近くにいてなんとも緊張気味、アストラルサイドからの攻めは確実にヘリコバクターの再来を感じさせます。

そういう時に限って事件が起こるのが私らしいと言いますか・・・






とある会議で新しい仕事の説明を受けたのですが、開始5分で上司が上司(結構上の方)を叱りつけるという事件が勃発。理由は割愛しますが意見の食い違いから発生したもののようでした。私は何も聞かされていなかったので何が起こったのかよく分からず・・・・・・

最強恐竜とされていたティラノサウルスがギガノトサウルス(ディノクライシス2)やスピノサウルス(ジュラシックパークⅢ)に喰われている光景をいきなり目撃した感じでした。


そしてそのティラノサウルス私の隣の席にいます。意気消沈している上司とか言葉もかけ辛いですし・・しかもその人が下ろされた仕事の一部を私が行っていてなんとなくアドバイスも求め辛く・・・

しかしその日は週末、休みを挟めば気の持ち方も変わってくるというものです。帰ってからたまっているアニメでも見ながらビールでも飲もうなんて思っていました。





私「あ、そういえば私シフト変わるんですよね、いつから変わるんですか?一応明日は休みの予定なんですけど」

上司A「え?明日は来てもらわないとまずいよ・・」

私「!?・・・でもそうすると休日は一体・・」

上司A「笑えばいいとおもうよ





そんなわけで冒頭の話になります。

褒美(休日)を期待していたのに褒美(休日)がなかった。褒美があると思っていたからこそ起こった絶望の大きさ(状況もよろしくありません)・・・今週は休日がないと前から分かっていればこれほどの絶望はなかったと思います。





「覚悟した者」は「幸福」である!
「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばす!

どっかの神父さんが言っていたこともちょっと分かる気がした週末でした。