オールカマー

重賞勝ち馬7頭。一応GI馬もいますので例年よりなかなかいいメンバーです。去年なんか重賞勝ち馬が僅か3頭で、1〜3着まで重賞勝ち鞍のない馬同士の決着でしたから。



1 1 ヴィータローザ    牡6 57.0 上村洋行

この馬が2走続けて好走している事に驚いています。6歳にして何かきっかけでも摑んだのでしょうか・・今回は重賞を2つ勝っている中山コースで、距離もセントライト記念勝ちから問題なし。人気にならないタイプとして有名なのですが、何か大口買いがあったらしく前日発売で1番人気でした。そういえば前にありましたね・・・そんな「ミラクル」が。



2 2 スプリングシオン   牡9 57.0 石橋脩

仮に今回が中山コースでなく福島コースで、調教万全であったら抑えにいれようかなというレベルです。年齢も年齢ですし難しいと思います。



2 3 スウィフトカレント  牡5 57.0 横山典弘

最初で最後のサマーチャンピオンになってしまうような気がしないでもありません。距離延長は問題なく、中山コース未経験も特にマイナス材料とはならず(坂は問題ないようですし)、鞍乗変更も問題なし。ただ、例年前が有利なオールカマーの傾向においてこの追い込み一辺倒の脚質、さらに前走の負け方が力負けのような印象を受けましたので、人気でも抑えの評価としたいと思います。



3 4 コスモバルク     牡5 59.0 五十嵐冬

宝塚記念は調教不足もあって見せ場なしに終わりましたが、勝ち馬より6kgも重い62kを背負った前走は2着と好走(格下相手ではありますが)。去年はスランプに陥りましたがまだまだ終わっていないようです。中山コースは2-1-0-4(着外はいずれも2500m)と相性のいいコース。連対しないと天皇賞にも出られないという事で、かなりの全力投球で臨んでくると見て評価をしたいと思います。



3 5 バランスオブゲーム  牡7 58.0 田中勝春

GⅡ大王。GⅡの成績は5-3-0-3。関東圏に限りますと4-2-0-1とさらに安定します。休養明けという点もプラスで2〜3番手につけそうなこの内枠もプラス、調教もそこそこ。7歳という年齢から上積みはないと思いますが、実力はまだまだ健在。6つ目のGⅡ勝ちという偉大(?)な記録も近いのではないかと。



4 6 グラスポジション   牡7 57.0 幸英明

リアルシャダイ産駒かつオープンで生き残っているのはこの馬とハイフレンドトライ位でしょう。終いでいい脚を使う馬ではありますが、距離的にもやや短めで明らかにこの次のアルゼンチン共和国杯ステイヤーズSが目標と思いますので、ここは軽視したいと思います。




4 7 ウインジェネラーレ  牡6 57.0 勝浦正樹

あのゼンノロブロイを抑えた馬で、中山コースは2-1-1-0、芝2200〜2500mは3-1-1-1。ただ、1年3ヶ月振りのレースに加えて休む前も2走続けて二桁着順に敗退。全盛期の実力を期待するのは酷と思います。それでも意外と調教は動いていましたので例年のデータを無視すれば抑えとして・・・はちょっと厳しいですかね。ところで、片目が見えなくなったのに復帰というのも、ちょっとしたドラマを感じます。(まあ一口馬主がどうとかとか現実的な問題があるのだと思いますが)



5 8 タイガーカフェ    牡7 57.0 イネス

先週弟も負けてしまいましたからねえ・・・今更上積みがどうこう言う馬でもないですし、このメンバーでは厳しいと思います。先週で名前を覚えられたであろうイネス騎手鞍乗ですが、それだけでは・・



5 9 アルファフォーレス  牡6 57.0 松岡正海

6歳にして初めての芝。地方馬も参加できるレースのせいか、過去の成績を見ますと先行できるダート馬がたまに3着に残ったりしていますが今年は割とメンバーが揃っていますし、調教もひどかったのでここは軽視でいこうと思います。



6 10 ディアデラノビア  牝4 55.0 岩田康誠

紅一点。チューリップ賞以外では常に34秒台以上の上がりを記録しているように、末脚は相当いいものを持っています。ただ、先行有利の展開、久々の中距離、そして掲示板を外した2戦がやや間隔が空けてのレースだった点等、目立つ不安点が多めなのは気になります。



6 11 ドリームパートナー セ6 57.0 蛯名正義

連勝中・ダンスパートナーの仔という事でやや穴人気しているように思いますが、ローカル1000万を勝ち上がった馬が別定GⅡでいきなり通用するとはどうしても思えません。(マックロウみたいな例もありますが)連勝中以外に大きなプラス材料もありませんので、ここは厳しいと見ます。



7 12 メジロマントル   牡9 57.0 吉田豊

中山の成績も微妙ですし、単騎でいけたとしても強力な先行馬が後ろにいます。ハイペースで飛ばしていく逃げ馬ではなく、スローに落として実力を発揮するタイプ、バルクが絡んでくる可能性もありますしここでは・・・



7 13 ラヴァリージェニオ セ7 57.0 北村宏司

中山コースはいいですが、叩いてよくなっていくタイプですしもう少し距離も欲しいと思います。グラスポジションと同じく目標はこのあとと思いますので、ここは軽視です。



8 14 エアシェイディ   牡5 57.0 後藤浩輝

前走の意外な根性に驚き、例年通りのメンバーならオールカマーもいけそうだと思っていましたが、意外にメンバーが揃いました。一見成績がよく今回も人気を集めていますが、メンバーが揃うときっちり地力負けしており、今回は中山記念のような現象が起こると思います。ただ、それでも安定はしていますので抑えは必要だと思います。



8 15 メテオバースト   牡5 57.0 柴田善臣

ダート路線から再び芝へ、何とも成績が安定しない馬ですが、今回は安定する番だと思います。まずは時期。デビューした時期でもありますが、9月半ば〜11月半ばのちょっと涼しくなった時期の成績が3-0-2-1。次に乗り替わり。敗退(4着以下)後に乗り替わりがあった場合の成績は2-1-2-2(負けた2回は距離の短かった京王杯SCに上がりの競馬となった東京新聞杯)。中山コースも2-0-1-3(負けたレースには弥生賞(3着)や皐月賞(6着)などもあります)。最後にダンチヒ系産駒によく見られる変わり身(直系ではないですが母父父がダンチヒです)。「1着→16着→2着→14着→2着→11着」ときていまして、今回は好走の番になります。大外枠も好走例が過去にあり、もまれない事を考えればプラスとも取れます。脚質も好走傾向のある先行。距離という面に不安はありますが、ここはあえて無視したいと思います。






本命はバランスオブゲーム

やはりGⅡ大王という事で狙いたいと思います。条件がかなり揃っていますし。ただ、負けても結構納得できてしまいそうだなと。何せバランスオブゲームですからね。



対抗はメテオバースト

実はサンデーサイレンス産駒の成績が過去10年で0-0-3-9なんていう嫌なデータ(新潟は除く)もあるのですが、6頭も同時に出るのは初という事で無視したいと思います。



3番手はヴィータローザ

この馬の1番人気っていうと丁度去年のオールカマーですね。まあ明日には落ち着いていると思いますが・・・。



同評価でコスモバルク

GI参戦には連対が必須条件。ただ、全力投球などと書きましたがちょっと調教がイマイチでした。それでも地力的には上と見ましてこの評価です。

個人的にはリンカーンナリタセンチュリーもいませんので、きっちり参加してもらいたいところですが・・・



抑えはスウィフトカレントエアシェイディ



バランスオブゲーム
メテオバースト
ヴィータローザ
コスモバルク
スウィフトカレント
エアシェイディ



3連単フォーメーション

1着 バランス メテオ

2着 バランス メテオ ヴィータ バルク

3着 バランス メテオ ヴィータ バルク カレント シェイディ

計24点