アイビスサマーダッシュ

JRA唯一の直線1000m重賞。テンの速い馬が揃いました。

まずは前回と同じく絶対数を減らしていきます。







データ① 近2走で3着以内が1回以上ある

過去5年の1〜3着馬を眺めますと、15頭中12頭がこれに該当します。夏の勢いというやつです。

「該当馬」
コスモラブシック
サチノスイ−ティー
ダイワメンフィス
チアズヒカリ
ホーマンテキーラ
マリンフェスタ
レイズアンドコール

※リガードシチーは1000万下も勝ち切れていないので対象外



データ② データ①に当てはまらない場合、芝1200m以下のオープン勝ちがある

過去5年でデータ①に当てはまらなかった3頭はテイエムチュラサントーセンオリオンシンボリスウォードなわけですが、テイエムチュラサンが1勝、トーセンオリオンが2勝、シンボリスウォードが3勝と、全馬が1200mのオープン戦に勝利していました。これも前回と同じようなデータです。

「該当馬」
キーンランドスワン(重賞2勝他)
プレシャスカフェ(重賞2勝)
テイエムチュラサン(重賞1勝、OP特別1勝)


一応オープン特別勝ちに匹敵する実績として、

ウェディングバレー(GⅢ2着)
カネツテンビー(GⅡ2着)も拾っておきます



データ③ データ②の馬の負けっぷり

近2走の片方が二桁着順で、もう片方も入着していない馬(15着→12着、15着→8着、7着→10着等)は過去5年1頭も着ていないどころか、人気を裏切った例(※)もいくつかあるのでカットです。実績があっても、調子がものを言う夏場において大敗が続く中での巻き返しは難しいと・・

※「過去人気を裏切った馬」
ゴッドオブチャンス(18着→7着。1番人気で着外)
カフェボストニアン(15着→15着。3番人気で着外)
シルキーラグーン(12着→7着。5番人気で着外)


「該当馬」
プレシャスカフェ(15着→8着)
ウェディングバレー(12着→11着)
カネツテンビー(9着→9着。似たようなものなので)






残ったのは9頭。

一頭ずつ見ていきます。



1 2 ダイワメンフィス   牡5 56.0 北村宏司

今まで1400m以上では成績を残せていなかった馬でしたが前々走で初勝利、前走も強い内容(速い流れを先行して抜け出す)でオープン特別を勝っていて、夏馬らしい勢いがあります。新潟1000mは去年3着があるように十分対応可能。重い馬場もウォーニング産駒ならプラス材料、充実一途の今なら好勝負できるはずです。



3 6 ホーマンテキーラ   牡4 56.0 中舘英二

実力は一枚上手、戦ってきた相手が違います。平坦コースの適性も申し分ありません。強調する点が見つけにくい馬ですが、地力はあると思います。



4 8 チアズヒカリ     牝6 54.0 吉田隼人

強調できるのはその勢いのみ。血統はお世辞にもスプリント血統ではなくダート戦からのローテーションにも疑問はありますが、前走のレコード勝ちにおける本格化に期待を込めまして。



5 10 マリンフェスタ    牝3 51.0 大西直宏

スタートからの加速が非常に速い馬で、そのスピード能力は純粋なスプリンターのそれと思われます。直線1000mでの勝利もあり、自己条件を蹴ってここに挑戦してきた厩舎側の自信を素直に受け止めたいです。



6 11 キーンランドスワン 牡7 57.0 柴田善臣

実績が最上位なのは間違いないですが、近走の成績は見るにも不憫、障害入りのプランもあるという事でここは見送りが賢明と思います。7歳以上の高齢馬が全く来ていない点も気になります。



6 12 コスモラブシック   牡7 56.0 村田一誠

持ち時計が微妙で重馬場もあまり得意でない・・・時計のかかる良馬場で狙う馬ですかね。そしてキーンランドスワンと同じく年齢的な面も気になります。



7 13 サチノスイーティー 牝3 51.0 鈴来直人

持ち時計も遅く、能力的には微妙なところなのですが、「夏で牝馬が連勝中」というだけで抑えてもいいと思います。重馬場を苦にするタイプではない点も魅力的です。



7 14 レイズアンドコール 牝5 54.0 石橋脩

サチノスイーティーと同様の理由で狙いたいと。ただ、前走は展開がうまく向いた印象があり、やや過剰人気の面も否めないので抑えまで。気分よくいけないとダメな馬ですし(今回はテンの速い馬が多い)



8 16 テイエムチュラサン 牝4 54.0 田嶋翔

去年の覇者。開幕週なので大外が引けたのもプラス材料・・・と言いたいところですが、開幕週・しかも重馬場で内外の有利不利がそこまであるのかどうか、それでも1200mからの短縮は明らかなプラス材料、去年の成績を鵜呑みにするのは危険ですが、外す事はできません。




本命はダイワメンフィス

内枠は微妙ですが、全く勝っていないわけではないので心配ありません。今の調子なら圧勝しても何ら不思議なく。ジンクス的に今年は牡馬の番というのもいい感じです。



対抗はマリンフェスタ

渋った馬場がどう出るかですが、実力は相当のものだと思っています。また、斤量面が味方しているのか、出走数の割に3歳馬の活躍が見られるのがこのレースの特徴でもあります(4回走って1-0-2-1。着外の馬は未勝利を勝ったばかりの馬)。



3番手はホーマンテキーラ

体重増減の激しい馬ですが、実力は相当のものです。テン乗りで気分一新、初の直線1000mもバクシンオー産駒であれば、合わないわけがありません。



抑えは勢いのチアズヒカリ、連勝中サチノスイーティー・レイズアンドコール、去年の覇者テイエムチュラサン



ダイワメンフィス
マリンフェスタ
ホーマンテキーラ
△チアズヒカリ
サチノスイーティー
△レイズアンドコール
テイエムチュラサン
※よく見たら5頭が牝馬



3連単フォーメーション

1着 メンフィス フェスタ

2着 メンフィス フェスタ テキーラ

3着 メンフィス フェスタ テキーラ ヒカリ スイーティー コール チュラサン

計20点