先週の休日、友人の誘いで映画サイレントヒルを見てきました。

原作のゲームは未プレイですが、異形と呼ばれるクリーチャーが蠢いていて、どう頑張ってもスッキリ全クリはできないという事は知っていました。

※以下ネタバレあり





















話としては、魔女狩り(理由は多分何てことない事だと想像できます)にあって焼き殺されそうになった少女が、その痛みと苦しみから憎悪を生み出し、ついにはそれが実体化したと・・・(もしくは少女自体は死んでしまっていて憎悪だけが実体化)ついでに火事(魔女狩りの際に起こった事故)で死んだ人達も、その少女(アレッサ)の憎悪の力でクリーチャー化(バケモノ的な意味の)して色々大変な事(世界に灰の世界・闇の世界が乱入してきたり)になると・・・・・・

とまあこんな説明じゃ何も伝わらないような気もしますが、全体を通したストーリー自体は特に問題ではなく、その場面場面にあるホラーチックさ、グロさを感じて楽しむ(?)作品なのだと思います。



それらの場面に必ずあるのがクリーチャーの悲鳴(元は人間なので系統的には悲鳴です、怪獣とかグリーヴァス将軍の声とかは好きですがこれは・・)を筆頭に、恐怖する人間の声(主に主人公)、肉が裂ける音(人間系の)、虫が蠢く音サイレンの音ラジオ・携帯のバグる音(テレビの砂嵐のような)等、聴覚からの攻めがかなり多く見ら・・・聴かれました。

視覚の方もかなりむごい感じで、胸から引き裂かれて内臓を引っ張り出されたり、ジワジワと焼き殺されたり、全身に針金を刺されて血が噴き出してから真っ二つに引き裂かれたりなど、CGとは言え結構キツイものがありました。



オチも、結局助かっていないと解釈できる内容で非常にスッキリしない作品でした。

グロいのが平気でスッキリしないモヤモヤ感を好む方であれば楽しめる(得体の知れない恐怖を感じて楽しむ)作品だと思いました。







そして、ホントに衝撃的だったのは映画が終わった直後

通常であれば「あそこはなー」「これだとLが勝つんじゃないか?」「時間足りないだろ」などとヒソヒソ声が聞こえたりするものですが・・・・ほとんどの人達が無言で湿っぽいんです・・・。友人曰く「このなんとも言えないモヤモヤ感こそサイレントヒルだ!」との事ですが、私にはちょっとアレでした・・・(ホラー映画はどちらかと言えば苦手な方なので)




とりあえず、ハッピーエンド>トゥルーエンド寄りの方は観ない方が賢明です