日本ダービー(GI)

1 1 スーパーホーネット 牡3 57.0 川田将雅

弥生賞の走りを見たときは2000mも微妙だと思っていました。ただ、その辺は調べていくうちに中山2000mに限り問題ないと分かり、皐月賞ではそれなりの評価をしていたのですが・・・体調面も災いし10着敗退、それなりの伸び脚は見せていたものの完敗でした。今回は府中2400m、血統的にも成績的にも左回り変更はプラスだと思いますが、それ以外に強調点が見つかりません。父ロドリゴデトリアーノオークス勝ちのエリモエクセルなどを出してはいるものの、産駒の多くは2000m前後まで・・・たとえ体調が戻っても厳しいと思います。



1 2 メイショウサムソン 牡3 57.0 石橋守

前走は先頭にたってからそのまま押し切ると言う強くなければ出来ない競馬を見せました。ドリームパスポートの追撃を抑えた辺り本物です。紛れると強さを発揮し、切れ味がない分流れも速めの方が向いています。今回も皐月賞と同様に前にいく馬が2頭、この2頭を目標に乗っていくと思われ、早めに仕掛けて根性勝負にもっていきたいところです。枠も包まれる危険が少々ありますが特に問題なし。距離について、母の距離適性を見るとやや不安ではありますが、潜在的にはこなせる血統。今回も当然有力です。

皐月賞終了直後はドリームパスポートの方が有力と思っていたのですが、調べていくうちにこちらの方が強い競馬をしているように思えてきました。前日1番人気には正直驚いてますが。



2 3 ロジック      牡3 57.0 幸英明

NHKマイルCを勝利してやってきました。東京コース適性は問題なし、むしろプラス。ただ、東京マイルをこなしているので総合的な能力はあると思いますが、距離延長がプラスとは考えにくいです。それでも中2週とはいえかなり余裕のあるローテーション、調子もいい事から距離適性を無視してしまえば気になります。(父アグネスタキオン自体種牡馬としてまだ未知数なので)

NHKマイルC勝ちのからの参戦はクロフネテレグノシスキングカメハメハの3頭で、5着、11着、1着。ただ、掲示板に乗った2頭は2000mで勝利していました。マイル勝ちまでしかない同馬は11着のテレグノシスとやや被ります



2 4 マルカシェンク   牡3 57.0 福永祐一

早くからクラシック級と言われながらも骨折で戦線離脱。復帰戦の前走は2.0倍の1番人気で出走し、上がり33.0の末脚を使いつつも5着敗退(と言っても、あの日は結構速い時計が出ていたので33.5秒付近として考えるのが妥当だと思います)。休養明けで体重が減っていたのは気になりますが、一戦叩いた上積みは充分。ドリームパスポートフサイチリシャールを圧倒した実力は紛れもない事実、本調子なら上位とも差はないはず。そして祐一君も、先週の騎乗で府中2400mにいい感覚を持っていると思います。しかし、それでも骨折明け2戦目、過去にそういった例がないだけに・・



3 5 トーホウアラン   牡3 57.0 藤田伸二

前走は展開を活かした藤田騎手の作戦勝ちでした(距離延長・体重が戻った等の要因ももちろんあると思います)。スプリングSの時書いたように、走法から小回りコースより広いコースが合うのは明確。さらにダンスインザダーク産駒という事で距離延長も全く問題なし。スローペースしか走っていないのが気になりますが、淀みない流れこそこの馬に向くと思っています(ザッツザプレンティのイメージ)。有力どころとそこまでの差はないと感じています。



3 6 アドマイヤメイン  牡3 57.0 柴田善臣

逃げて逃げて3連勝、どうやら本物のようです。スローペースで逃げる馬ではなく、平均からやや速いペースを刻み、ついてきた先行集団をバテさせてそのまま押し切るという典型的な逃げ馬。自身がバテて大きく止まってしまい、後方の馬に差されてしまうリスクはあるものの、自らのペースに持ち込めばほとんど隙はありません。今回も前走と同じく絶好枠。鞍乗が武さんからヨシトミ騎手に変わりますが、全く問題はないと思います。

そういえばなんとなく気付いたのですが、ヴィクトリアマイルコスモマーベラスで先行して4着(16番人気)、オークスアサヒライジングで先行して(実質逃げて)3着(7番人気)、ダービー・アドマイヤメインで先行or逃げで○着(多分3〜4人気)、安田記念・オレハマッテルゼで先行or逃げで○着(多分1〜3番人気)。

同じような脚質の馬でだんだん人気の上がっていくヨシトミ騎手の馬達。着順4→3→2→1になったりするのかそれとも・・・



4 7 フサイチリシャール 牡3 57.0 ボス

単勝34.3倍。今回は大幅に人気を落としました。それだけで魅力的に見えてしまうのは気のせいでしょうか・・・クロフネ産駒のシェルズレイオークスであれだけ頑張ったので、仮に距離適性があればアドマイヤメインと共に前残りというのも考えられます(大きく負けない馬ですし)。さらに買える要素としては体重面、大幅に絞ってくるようだと妙味があります。それでも、好走イメージはどうしても沸かないのが正直なところです。



4 8 パッシングマーク  牡3 57.0 北村宏司

抽選通りました1号。芝2戦2勝で東京コースも魅力的ですが、相手関係や時計を見ますと世代のトップを決めるレースで好走する馬とはどうしても思えません・・・



5 9 サクラメガワンダー 牡3 57.0 内田博幸

結論から言ってしまえばこの馬が本命です。

前走はほぼ最後方から最速の上がりで追い込んで0.6秒差。叩いてよくなるロベルト系でここが叩き3戦目、調教も前回以上に見えました。さらにダービーに強いヘイルトゥリーズン系。母と父に両方持っているのはこの馬のみ(エイシンテンリューがターントゥのクロスを持ってますが)、速い流れで各馬が鈍ったところをしぶとく追い込んでくると見ています。言うまでもなく鞍乗内田博幸騎手も魅力的。



5 10 アドマイヤムーン  牡3 57.0 武豊

展開も悪かったとはいえ、皐月賞は残念な結果に終わりました。そしてやってきた日本ダービー、武さんを維持して再び期待といきたいところですが、個人的にはあまり期待できません。正直、弥生賞共同通信杯がこの馬のベストパフォーマンスと見ています。皐月賞で最後フサイチジャンクを交わせずに止まり気味だった点も非常に気になりますし、陣営の使い方的にも皐月賞がおそらく最大目標。武さんは確かに怖いですが、ここは評価を大きく落とします。そして多くの人が頭に浮かべる血統面からの問題点。エンドアピールのイメージからスイープトウショウに変わりつつあるエンドスウィープですが、やはりややスタミナ勝負に偏りそうな府中2400mでは最後のひと伸びに疑問が残ります。(どう考えてもスローペースはありえないと思いますし)



6 11 ヴィクトリーラン  牡3 57.0 安藤勝己

前走は内にいたと思ったらいつの間にか大外へ移動、ぐいぐい伸びてまとめて差しきりました。ゴール後に下馬をしていた時はどうなる事かと思いましたが問題なく出走してきました。東京の舞台で好走してきたわけですが、戦績を見る限り一級戦と戦うと一歩足りない印象。さらに今年6戦目で調教もイマイチ、持続的な脚は東京向きではありますが・・・・



6 12 アペリティフ    牡3 57.0 和田竜二

東京も合いそうでスタミナもあります。しかし、ヴィクトリーラン同様に戦績がここでは甘すぎです。前走は常に内を回っての好走で、あれ以上のパフォーマンスを期待するのは酷だと思います。相手なりに走ると言ったところで・・・



7 13 トップオブツヨシ  牡3 57.0 池添謙一

親父がダービー馬なのは出走馬中この馬だけ。なかなかの素質馬で、メイショウサムソンより人気があった時もありました。しかし、ここ数戦で底が見えてしまったのは明らかで、ローテーション的にも上積みは考えにくいところ。東京コースはいいと思いますが、渋った馬場も苦手な事からここでは・・・



7 14 ジャリスコライト  牡3 57.0 横山典弘

皐月賞を、調子が悪くて0.7秒差7着善戦と評価すべきか、それとも有力馬より前にいたにもかかわらず交わされていった点を正直に評価すべきか・・・とりあえず調教は良く見えました。2戦2勝の東京コース替わりはプラスで距離延長も大きなマイナスにはならなそうです。しかし、京成杯辺りからどうしてもいいイメージが浮かんできません・・・人気落ちで美味しい存在のはずなのですが・・・



7 15 ドリームパスポート 牡3 57.0 四位洋文

皐月賞では10番人気を跳ね返して2着。最後の末脚は鋭いものがありました。しかし、すべてがうまい具合に嵌ったものだと私は思っています。持続的な脚ではなく切れる脚を使う馬なので、速い流れになった時の対応にも疑問が残ります。それでも、8戦して4着以下なしという安定度は侮れません。血統的に距離不安はあるものの、走りを見ていると特にマイナスとも思えません。さり気なく3着あたりにいるのではないかと・・・

※以前の宣言どおり、とりあえず単勝複勝は買ってあります(当たっても外れても結果には反映しませんが)。しかし某清水さんのせい(おかげ?)で妙に売れているんですよね(笑)



8 16 ナイアガラ     牡3 57.0 小牧太

抽選通りました2号。3走前に青葉賞2着のマイネルアラバンサに競り勝っているわけですが、重馬場の恩恵もあっての事だと思います。皐月賞での大敗は位置取りからも普通に力負けとみていいと思います。というか気付くの遅いですがファンタスティックライトレーヴドスカーの仔ですか・・・両馬とも6年前のJCで買って・・・否、買ってもらっていた馬なので海外馬ながらちょっと思い出深いです。

※未成年は馬券を買えません



8 17 フサイチジャンク  牡3 57.0 岩田康誠

ちょっと抜けた1番人気かと思っていたのですが前日発売とは言え2番人気とは意外です。皐月賞では見くびりすぎてひどい目に合いました。レース結果からモノポライザー級ではなかったようです。血統面・成績面からも距離延長、東京コースは明らかにプラスで、皐月賞以上に確実に伸びてくると思います。しかし、この大外枠に加えて前走が目一杯のデキ。厩舎さんは前回以上と言っているようですが果たしてどうなのか・・・



8 18 エイシンテンリュー 牡3 57.0 蛯名正義

滑り込みセーフ。追い込み一辺倒の脚質なのでこの枠は何の問題もないと思いますが、毎日杯青葉賞アドマイヤメインに決定的な差を付けられてしまい、道悪得意とは言えあの差が急に縮まるとも思えません。ただ、毎回ほぼ一番の上がりを使っている点は今後どこかでいい結果を生みそうです。

※そういえばエイシンサンサンは2年連続息子をダービーに出してますね(割とすごいと思います







展開としてはアドマイヤメインフサイチリシャールが先頭を形成、2番手集団にメイショウサムソントーホウアランの内枠陣と中のパッシングマークアペリティフ、外枠のナイアガラ辺りでしょうか。人気どころは後方グループに固まると思いますが(馬場関係で意外に前ということも考えれます)、アドマイヤメインが人気なために、前を楽にいかす展開にはならなそうで、オークス以上に締まったペースになると予想しています。



本命はサクラメガワンダー

血統的裏付けもあり展開も速め、東京コースの長い直線の追い比べなら上位との差も詰まるはずです。



対抗はアドマイヤメイン

逃げて成長してきました。皐月賞を捨ててダービーに狙いを定めた点も期待できます。有力どころは後方グループが多め、一気の逃げ切りもありとみてこの評価です。



3番手はメイショウサムソン

皐月賞では一瞬夢を見させて頂きました。この馬が人気になっているのが意外といえば意外ですが・・・前走はフロックではないと思います。それでも直線が伸びた分交わされると見まして・・・



抑えは意外に味がありそうなトーホウアラン、堅実馬ドリームパスポート、条件は良くなるフサイチジャンク




3連単フォーメーション


1着 メガワンダー メイン

2着 メガワンダー メイン サムソン

3着 メガワンダー メイン サムソン アラン ドリパス ジャンク

計16点