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とは言ったものの、劇場で5回見てビデオを所有している私にとっては正直どうでもいい事なわけです。
それなのに見てしまうのは何故なのか
そして私ほどではないにせよ、ジブリ好きな妹も何回か見ています。
こういう人達が作品を見る場合、各場面をそこそこは覚えているため・・・
「ここで無敵のキラ様の登場だ」
「カガリは今泣いているんだ!」
とまあこんな展開になるはずなのですが、妹は只者ではないので・・・
妹「次どうなるの?」
私「お前、前に見てるだろうが・・・」
妹「知らない、忘れた」
私「どうでもいい事は覚えているくせに・・・」
妹「いいから次は!」
私「この後はシシ神が出てきて、アシタカの右腕が暴走して、事情を知らない今泉君甲六が「だんな、大丈夫ですかい・・・?顔色が真っ青ですぜ・・・」って言うんだ」
・・・・・場面がその通りに展開・・・・・
妹「お前気持ち悪いよ」
私「言いたいことは分かるがもう少し控えめに言ってくれ」
・・・・・そんなこんなで物語は終盤・・・・・
妹「ここでシシ神がオッコト主にチューすんだよね」
私「細かい演出は覚えてるんだな・・・」
妹「あれ?モロは何で倒れちゃったの?」
私「疲れたんだろ」
・・・・・・
・・・・・・
妹「この後首が飛んでなんか液体が出てくるんだよね」
私「分かってるじゃないか」
妹「あれ、あれに当たると死んじゃうの?」
私「液体まで覚えておいて何故そこが出てこないんだ・・・」
・・・・・・最後の場面・・・・・・
妹「おー、サンとアシタカが帰っていく」
私「ある意味羨ましいなその新鮮さは」
妹「あれ?なんで「おわり」の文字が出ないの?ジブリ作品は必ず出てなかったっけ」
私「また細かいところは覚えてるなホントに・・・」
妹「未来少年コナンでも出てたよ」
私「確かに言われてみると出てないな・・・歌の後かな・・」
妹「まあどうでもいいや、何か「千と千尋」見たくなった」
私「まあビデオはあるが・・・」
妹「早く見せろ」
私「自分でとれバカ」
・・・・・・千と千尋開始・・・・・・
妹「お父さんの声変だよね」
私「内藤さん演技はうまいと思うんだけど、これはちょっと違和感あるね」
妹「そういえば、千尋の声の人私の友達の友達なんだ」
私「前にも聞いたし、友達の友達は別に・・・知り合いの知り合いじゃないだけましかな・・・」
妹「あーもう飽きてきた」
私「お前まだブタにもなってないぞ」
妹「早送りだ」
私「・・・」
妹「「私の事はハク様と呼べ」のシーンが見たい」
私「面倒だな・・・」
・・・・・・・早送り→例のシーン・・・・・・・・
妹「うは、笑える!」
私「そこまでこのシーンに注目している奴はいないだろうなあ」
妹「もういいや、お終いにしよう」
私「早っ」
記憶力があるのかないのか・・・まあハリーポッターの説明を「魔法が・・・あと白いふくろうが・・」で片付ける奴なので多分後者でしょう・・
緑のハンサムさんが言っていた「エロ本読み終わったらその記憶消していつでも新鮮にして下さい!」っていう願いも叶えられそうな(笑)