アンタレスS(GⅢ)

ここをステップに帝王賞等に向かうグループと思われます。GⅠレベルかと言われますとちょっと疑問なメンバーです(上り馬もいますが)。



1 1 ビッグドン     牡6 56.0 川島信二

追い込み一手び脚質でいつ来るか分からない馬。来る時は決まって速い流れの時、今回は先行力のある馬は出走していますが絶対的な逃げ馬がいない展開、流れも内枠もちょっと厳しいかと・・・



1 2 サカラート     牡6 58.0 岩田康誠

実力は出走馬の中でも最右翼。GⅠでは力負けの印象ですが今回は別定GⅢ。相手はかなり楽になります。京都1800mの実績がない点、調教がイマイチという点は気になりますが、軽視は禁物です。



2 3 オーガストバイオ  牡5 56.0 川原正一

近2走は直線坂のあるコースで伸びを欠いていますが京都1800mは得意な舞台(1-3-1-1)。やや外枠を嫌う面も見られるのでこの枠もプラス、近走は差す競馬をしていますが先行もできる馬。去年の2着馬の実力を示せるか・・・



2 4 ピットファイター  牡7 57.0 安藤勝己

去年の勝ち馬。前走は故障明けという事であっさり失速しましたがもともとややムラのある馬。調教はそこそこ動いていて前走よりは確実に上向いています。1800mの経験も充分で枠もOK、巻き返しは充分可能です。



3 5 ベラージオ     牡7 56.0 小牧太

例の平安S(ゲート)はもちろん度外視で、仁川Sは外枠が影響したと考えれば成績はそこそこでこのメンバーでも見劣りはしません。前走はややジリっぽいところを見せましたが地力証明の3着、まだいけそうです。ただ、調教の動きが案外だったのが気になります・・



3 6 エーピーフラッシュ 牡6 56.0 古川吉洋

特別に条件が変わるわけでもないので、近走がこの成績だと少々厳しいと思います・・脚質面も同型が多いですし・・



4 7 プライドキム    牡4 56.0 池添謙一

前走でやや復活のGⅠ馬。力のいる底力勝負には向いているようです。ただ、今回は距離が同じとは言え条件が一変。しかも雨が降り速い馬場になるとますますこの馬の適性から離れていくと思われます。



4 8 カフェオリンポス  牡5 59.0 四位洋文

プライドキムと同じくGⅠ馬っぽくないGⅠ馬、斤量面でいつも損している気がします。そして今回は59キロ、他の面々が軽い事を考慮しましてもやや厳しい印象です。



5 9 ホーマンベルウィン 牡9 56.0 佐藤哲三

年齢面から上積みもなく・・・それでいて斤量が軽いといったものもないので流石に厳しいかと・・・



5 10 クワイエットデイ  牡6 56.0 幸英明

1800mのスペシャリスト。そして6勝はすべて直線平坦コースという同馬。坂のない右回りコースのダート1800mでは安定、もち時計等からオープン級に通用しないわけもなく、ここは好勝負と思います。



6 11 ヒシアトラス    牡6 57.0 横山典弘

クワイエットデイよりこっちの方がスペシャリストですね。全9勝が全て1800mのダート、敗退はあっても大崩はありません。今回は斤量も味方して2キロ減の57キロ、最近京都コースで惜敗が続いているのと、49秒台の時計になると急にだらしなくなる点は気になりますが、1800の実力と実績は他馬を圧倒しています。



6 12 インタータイヨウ 牡7 57.0 秋山真一

健気な馬です・・・もうちょっと戦っているイメージがありますが35戦なんですね・・。小倉コースならまだまだやれると思いますが今回はスルーも已む無い感じです。



7 13 フィフティーワナー セ4 56.0 武豊

上昇一途。時計もコースも距離も騎手も何ら問題はありません。他頭数も経験しているので揉まれるのも平気そうです。重賞競走のペースがどう影響するかがポイントになりますが、逃げたり差したりできる器用さも持ち合わせているのでそこまでの影響はなさそうです。ダートの新星になれるか・・・



7 14 フィールドルージュ 牡4 56.0 柴田善臣

松永幹夫騎手の最後の騎乗馬。その後のレースも勝って一気に重賞へ。先行も差しもできてコース・距離経験も充分、速い時計も一度経験済み、同じ4歳のフィフティーワナーには劣りますがこの馬も特に悪い点は見当たりません。



8 15 ヒカルウイッシュ 牡4 56.0 鮫島克也

芝からダート代わり、そしてやや湿った馬場のアフリート・・・京都コースは走っていないだけですからね・・・未知数な部分にちょっと魅力がありますが・・・



8 16 エンシェントヒル 牝5 54.0 福永祐一

ビッグドンと同じく展開待ちの馬。今回はそこまで展開が速いとも思えないのが正直なところ・・・大外も問題なく追い込んでくると思いますが、斤量差が縮まった分1着は難しいと思います。






展開としてはカフェオリンポスプライドキムのGⅠ馬2頭が前でしょうか、内枠のサカラートオーガストバイオピットファイターあたりもやや前にいくと思われます。

展開は遅からず速からずの平均ペースと見ています。平安ステークスでもおなじみの京都1800m、坂のあるコースで敗退してきた馬でもこのコースでは充分勝負になります。



本命はフィフティーワナー

絶対フォーティナイナー産駒だと思っていたのに・・・素直に上昇度を買いたいです。大物になるかどうかはフェアな状態のヒシアトラスを倒すか倒さないかが重要になってきます。



対抗はヒシアトラス

斤量面が恵まれすぎです。前走を見ても力の衰えはなくまだまだ元気。圧勝して力を見せ付けるのもそれはそれで納得です。


3番手はオーガストバイオ

平坦巧者、平坦で勝って坂で負けて平坦に戻って好走のパターンと見ています・・・仁川ステークスではヒシアトラスより人気だったのに・・・(まあ4キロ差の斤量のせいだと思いますが)



抑えは実力馬サカラート、同じく実力馬ピットファイター、平坦巧者クワイエットデイ、さり気ない4歳世代フィールドルージュ



フィフティーワナー

ヒシアトラス

オーガストバイオ

サカラート

ピットファイター

クワイエットデイ

フィールドルージュ



3連単フォーメーション


1着 ワナー アトラス

2着 ワナー アトラス バイオ

3着 ワナー アトラス バイオ サカラート ピット クワイエット ルージュ


計20点