大阪杯(GⅡ)

12頭と頭数は寂しくなりましたが、重賞勝ち馬は9頭と質はいいです。あまり天皇賞に直結するイメージはありませんが、勝利してから活躍する馬も多いの注目のレースです。




1 1 カンファーベスト   牡7 57.0 小牧太

あまりスローにならないと予想した前走、だいぶスローになってしまい、切れ味勝負で見劣ってしまいました。それでも2着からの差はそれ程なく、まだまだやれそうな気配です。2000mは問題なし、得意な阪神コース(1-1-1-0)、絶好の内枠(1〜2枠の成績は3-0-1-0)でどこまで・・・



2 2 アサカディフィート セ8 57.0 池添謙一

デビュー戦からすでにタマナシだった同馬、どう頑張っても種牡馬にはなれないので走り続ける宿命を背負っています。若い頃は逃げたり先行したりする馬でしたが、年を取ってからは追い込み一手に脚質転換、この年で自分の型を持ち始めました。前走は地方のレースだったので分かりませんが、それ以前近6走の上がりは常に1位、追い込み馬と言う事で展開に左右されがちですが、それでも着順は安定しています。ただ、少々使いすぎなのは気になります(体重も減ってきています)。



3 3 マッキーマックス   牡6 57.0 藤田伸二

前走で初重賞制覇、勢いはかなりあります。

大崩れはしない馬ですが、2000m以下だと最後の詰めの甘さが目立ち、特に阪神のように直線坂のあるコースですと最後の最後で止まります。前走は内で我慢した分と軽斤量で最後まで持ちましたが、今回は斤量+3の57キロ、メンバー大幅強化、上積みも考えにくいところでどう対応しますか・・・そしてどうもキングザファクトと被ります・・・



4 4 ローゼンクロイツ   牡4 57.0 武豊

第何ドールなのかはひとまず置いておきまして・・・

前走は休養明けながらもいい走りを見せました。やはり実力はあります。特に切れ味があるわけでもないのですが安定した末脚、紛れがなければ確実に追い込んできます。得意なコース・距離で鞍上は武さん(しかし武さんが乗ると過剰人気になりますねえ)、人気を背負っての出走で1年振りの勝利を狙います。引退したシックスセンスの分まで頑張ってもらいたいものです。



5 5 カンパニー      牡5 57.0 福永祐一

これだけ走っておきながら2000mは初、しかし1800→2000の変化は1200→1400や1400→1600の変化より影響はないと思われます。重馬場適正については、2回走ったレースは共に展開による敗退で、得意ではなくても苦手ではないと思います。(あの回転の速いピッチ走法ならむしろ得意だと思うんですけどね・・)しかしここを使ってこの馬はどこを目指すつもりなのでしょうか・・・宝塚記念への適正をためす?



5 6 シルクフェイマス   牡7 58.0 柴田善臣

この馬は間違いなく重馬場苦手でしょう・・・前々走は雪明けという特殊な条件で回復も早かった模様(良馬場に近いやや重の馬場)、明日は常に雨、流石に厳しいかと・・・しかしホントに運がない・・阪神コースは勝利こそないものの相性のいいコースなのですが・・



6 7 アグネスシラヌイ   牡8 57.0 秋山真一

重賞に挑戦してからは5、4、7着、着差はそれ程ないので展開やコースが向けば重賞でも好走できそうですが今回は別定57キロ、そして休養明け、メンバーの揃ったここは厳しい感じ・・・

ただ、有馬記念に続いてドバイでも勝利したあのハーツクライの兄という点はジンクス的に少し気になります



6 8 ローマンエンパイア 牡7 57.0 川原正一

デビューから3連勝、その後がパッとしない成績だったのでよくいる早熟馬かと思っていましたがダートや芝のオープン戦で穴をあける馬として活躍しています。2000m・阪神コースと好走の条件は揃ってはいますが重賞では少し足りない印象、重馬場もプラス材料とは言えないのでここでは・・・



7 9 マーブルチーフ    牡6 57.0 熊沢重文

直線平坦コース2000〜2500では比較的安定している馬ですが直線坂のある中山、阪神の2000〜2500では1-0-0-8、唯一の好走も3年前なのでアテにはならないかと、常に人気がないので馬券としては美味しいのですが今回は・・・



7 10 シルクネクサス   牡4 57.0 幸英明

阪神コースは問題ありませんが・・・斤量面やメンバー的なものを考えますと・・・



8 11 アドマイヤジャパン 牡4 57.0 岩田康誠

休養明けの同馬、ディープインパクトに最も近づいた馬として有名です。ダービー、ジャパンCは左回りが敗因、神戸新聞杯は調子の悪さが敗因。それらを除けば実に好成績です。2000m・阪神コースは問題なく重馬場は得意、調教の悪さが気になりましたが地力はローゼンクロイツに劣りません。



8 12 スズカマンボ    牡5 59.0 安藤勝己

GⅠ馬、全18戦中10戦をあのハーツクライと走っている同馬(成績は2勝8敗)。先にGⅠ馬になったのはスズカマンボですが、ハーツクライ有馬記念を制してドバイまで勝ってしまいました。逆にこちらはGⅠを勝ってから13、9、10着と不甲斐ない成績。GⅠ馬の威厳も失いつつあります・・・しかし今回はメンバー大幅ダウンの別定GⅡ、59キロの斤量が気になりますがそこはGⅠ馬の根性の見せ所、得意の阪神2000mで妥当ハーツクライに名乗りを挙げます。





12頭と頭数は寂しくなりましたが、重賞勝ち馬は9頭と質はいいです。あまり天皇賞に直結するイメージはありませんが、勝ち馬には名馬が多く、勝って弾みにしたいところだと思います。



展開はシルク2頭に内枠のカンファーベスト、アグネスシラヌイ、マーブルチーフ、外枠でもアドマイヤジャパンと、速い馬はいませんがそれなりに先行馬が揃いました。そこそこ締まったペースになると思われます。







本命はローゼンクロイツ

過剰人気も仕方のないところです。重馬場適性が気になりますがこの一族を見てると平気な気がします(いとこにヴィータローザ、ロサード、姉にローズバド)。



対抗はカンファーベスト

重馬場も味方しそうです、内枠から有力どころより先に先頭にたってどこまで粘れるか



3番手はスズカマンボ

まだ仕上がり途上との事ですがそれでもGⅠ馬、GⅡでは威厳を見せるはずです。



抑えは追い込みのアサカディフィート、同じく追い込みのカンパニー、調教悪くてもアドマイヤジャパン



ローゼンクロイツ

カンファーベスト

スズカマンボ

アサカディフィート

△カンパニー

アドマイヤジャパン



3連単



1着 ローゼン カンファー

2着 ローゼン カンファー マンボ

3着 ローゼン カンファー マンボ アサカ カンパニー ジャパン



さらにマンボ→ローゼン→カンファー、マンボ→カンファー→ローゼンを加えた計18点