朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)
枠 番
1 1 ダイアモンドヘッド 牡2 55.0 武豊
2戦1勝、重賞2着
内枠で先行もしやすい、切れ味もそれなり、馬体の成長もあり、戦ってきた相手も強い、騎手も武さん。特にマイナス点が見つかりませんが、流れの速いペースに対応できるかかどうか・・・
2戦2勝、重賞1勝
前走、前々走ともあまりにスケールの大きい競馬で、どちらかと言えば小回りコースの中山競馬場に対応できるかがポイントとなります。切れ味は文句なしに一流です。
今年デビューのアグネスタキオン産駒、今までに22頭が勝ち上がっていますが、何故か連勝した馬はこの馬のみ、人気になって2戦目に負けるという形が多いです。唯一連勝したこの馬をどう評価するかですが・・・器が違うとも取れますし母父トニービンが強く出ているとも取れます。器が違う場合、「強い馬は強い」という理論もへったくれもなくなってしまいますが、トニービンの影響を強く受けている場合(これは各雑誌でも少し言われていることです)、中山コースは鬼門となります・・・追い込み一辺倒という脚質も、マティリアル級に決まらない限りは難しいところです・・・とりあえず内枠はプラスですが・・・
※ちなみにこの馬が勝利すると、ジョッキーはGⅠ120連敗という前人未踏の記録を止める事になります
2 3 フェイクフェイス 牡2 55.0 和田竜二
5戦3勝、OP勝ち
地方所属から中央所属へ、芝のレースを1200mではありますが2戦2勝。ただ、時計が平凡である事に加えてメンバーもイマイチです。距離は伸びても平気なタイプですが・・・
3戦2勝、500万下勝ち
切れ味は相当のもの、流れの速さへの対応は父の産駒から見て充分可能ですが、スタミナには疑問符が・・・しかしレースごとに時計と上がりを縮めているのはプラスです、決めて勝負ならヒケは取りません。
4戦2勝、500万下勝ち
なんだかドラクエか何かに出てきそうな名前のこの馬。前走でかなりの切れ味を発揮、後ろから差す脚質はこのコースでプラスとは言えませんがこの枠なら特に問題なし。ハイペースを経験しているのもプラス、アポロノサトリよりは総合的に上だと思います。
3 6 ダノンブリエ 牡2 55.0 江田照男
1戦1勝
こういう馬には出てきて欲しくないんですけどね・・・
阪神JFは2戦目からの3着以内がありますが、このレースに限ってはここ10年はゼロ、素直に切りたいところですが特にマイナス点が見当たらないのも事実・・・
2戦2勝、OP勝ち
2戦ともスローペースで時計もそこそこレベルですが、底知れぬスケールを感じさせる2戦。特に前走は一度前が塞がりながらも、体勢を立て直してからの脚が圧巻。抜群の切れ味を発揮したニシノイツマデモを子供扱いし、33.3の切れ味を発揮。右回りは初ですが、バランスの良い走り・体格からも充分対応可能と思います。距離はもう少し長いほうがベストですが実力は他馬よりも1枚上手。
5戦2勝、重賞勝ち
中山1600mを経験済みなのはプラスですが、前走はメンバーがイマイチ過ぎる印象、一杯に追った割に持ち時計もイマイチ。3着だったコイウタも阪神JFで案外だったことから、メンバーの揃った今回はスルーでいいと思います。
5戦2勝、重賞2着
前走の札幌2歳ステークス、出走馬のその後を見るとレベルが高かった事が分かります。(4着馬は、次走レコード勝ち、8,9,10着馬もその後2着、3着と好走)同馬はそのレースを2着。距離も父からマイルがベスト、ハイペースで紛れる展開になれば・・・ただ、少々調子が悪いとの事
5 10 スロクハイネス 牝2 54.0 丹内祐次
3戦1勝
先行力はプラスですが・・・前走を見る限り巻き返しは難しそうです。もう少し長い距離の条件戦で見てみたいところ。
6 11 レソナル 牡2 55.0 北村宏司
3戦2勝、500万下勝ち
ダートしか走っていないので何ともいえませんが、不良馬場で好走している辺り、芝に適正がないわけではなさそうです。逃げる脚質も去ることながら、父グラスワンダーがこのレースを勝っている点からも、不気味と言えば不気味です。オープニングテーマ(この馬のようにダートを連勝し、逃げて2着に粘った馬)の再現があるかどうか・・・
4戦3勝、重賞1勝
前走は自らペースを刻んで34.0の脚、そしてレコードタイム、これでは他の馬が追いつけるわけがありません。戦ってきた相手も強め、上がりタイムも優秀、本質的に逃げ馬ではないので無理に前に行く必要がないのもプラス。3〜4番手で折り合うのが理想の形と思われます。唯一心配なのは、短い距離を経験した事がないので速い流れに馬がとまどわないかどうか・・・ただこの辺もレコードタイムを出している辺り心配ないように思えます。
7 13 タニオブゴールド 牡2 55.0 松岡正海
4瀬1勝
中山経験はありますが・・・ちょっと負けすぎです・・・
7 14 フィールドカイザー 牡2 55.0 ボニヤ
5戦2勝、500万下勝ち
1600m慣れしているのはプラスですが、勝ってきたメンバーの実力が疑問、前々走でスーパーホーネットに完敗している辺り、このメンバーでは難しいところです・・・
4戦2勝、500万下勝ち
前走の勝ちっぷりは見事、時計も優秀です。しかし切れ味のいい馬なら今回は何頭もいます。調教もイマイチとのことなのでここは見送りが妥当でしょうか・・・
※ちなみに、この馬の父(ステイゴールド)はおそらく1番人気のジャリスコライトの父(ファンタスティックライト)にドバイのレースでハナ差競り勝っています。
8 16 コマノルカン 牡2 55 木幡初広
1戦1勝
ダート馬が多めの父の産駒、母親から見ても1600mの距離が心配、大外も不利。同じ1戦1勝ならダノンブリエの方が上だと思います。
今週も2歳戦。先週は1戦1勝の馬とマックスハートにしてやられましたが、今回はレベルの高い馬が揃っていて、幾分目安は付けやすい感じです。
展開は外枠のスロクハイネス、レソナルが行く展開、フサイチリシャールは行っても3番手、内枠を生かしてダイアモンドヘッド、フェイクフェイス、スーパーホーネット、ダノンブリエがそれに続く展開。
レソナル、スロクハイネスという2頭の逃げ馬がいるものの、他に強力な先行馬が見当たらず、ややスローから平均ペースでの流れと思われます。(フサイチリシャールが逃げる事はおそらくないかと・・・)そこそこ前に行った馬達の切れ味勝負になると思います。
そんなわけで、
本命はジャリスコライト
極端に遅いペースしか経験していませんが、あの脚を見せ付けられては・・・今後も期待できる一頭なだけに強い勝ち方をして欲しいものです。
対抗はダイアモンドヘッド
絶好枠、内で我慢できればジャリスコライトはともかくとして、他の馬を負かすことは充分可能。今まで走ってきた1600m経験は伊達ではないはず・・・
3番手はフサイチリシャール
前走・前々走は圧勝の内容。長いところばかり使ってきて1600m未経験というところと、1600mの速い流れに対応できるかどうかが心配なので3番手まで。
抑えは末脚と騎手期待のスーパーホーネット、末脚なら負けていないアポロノサトリ、逃げ粘りの再現期待のレソナル、
◎ジャリスコライト
○ダイアモンドヘッド
▲フサイチリシャール
△スーパーホーネット
△アポロノサトリ
△レソナル
やっぱり3連単で
1着 ジャリスコ ダイアモンド
2着 ジャリスコ ダイアモンド リシャール ホーネット
3着 ジャリスコ ダイアモンド リシャール ホーネット レソナル アポロ
計24点