あまり寝ていない状況(自業自得)で大学へ、とりあえず計画していた実験を終わらそうと思い、サンボマスターを聞きながら顕微鏡を覗こうとしたところ・・・



1ヶ月ばかり会っていなかった研究室の人がやってきました。



・・・・・・正直、この人とは仲がいいとか悪いとか以前に、あまり話したことがないので・・・・・・

そう、私は彼がどんな人間なのか分からなかったのです、おそらくそれは向こうも同じだと思います。



当然、「研究はどう?」「最近先生と何か話したりしてる?」などの、いわゆる、あまり面白くないお話で時間が過ぎ、バックミュージックのサンボマスターが少々耳障りに感じるまでになりました・・・・・・そんなこんなで数分経過・・・



広いとは言えない研究室に不穏な空気が漂うかという時

彼は部屋を出て行きました・・・



空気を濁してしまったようで悪かったとは思いつつも、都合が良かったとも感じている自分が何か微妙でした・・・
















しかし数十分後、彼は戻ってきました。








ただその手には・・・・・・麦に炭酸を足してアルコールを入れて発酵させて缶に詰めたものが!!



彼「まあ一本どうよ?」

私「ダメだよ、実験をしないともらおうか









現在午後3時、鍵を閉めた研究室は一気にアルコール臭くなり

二人の男は「政治と社会の話」で妙な盛り上がりを見せるのでした。

そう、彼はアルコールの偉大さを知っていたのです。

















しかし、当然のように実験はもみ消され、幾度となく感じてきたはずのアルコールのダメさ加減を再び思い知ることとなりました。