本日は、何時でもいいので起きてすぐに学校に行くつもりでした。

午前九時ごろ、バイトを斡旋してくれた友人からの電話で目覚めました。

事を店長に伝えたまではよかったけど、いきなり空気の読めない店長が夏休みを取ってしまい、面接等が水曜以降までできないとのお知らせでした。

そしてお知らせのついでに、私が前に書いた(8月8日)一日単位の幸福論の話になりました。

彼は昨日、最大級の幸福を体験し、その日は他にいいことがなくて大変だったと嘆いていました。そしていい事がないだけでなく、最大級の不幸があったとも言っていました



最大級の不幸の話、彼は来週に迫ったライブを楽しみにしていました。今回はいつもよりもっと近くで見られそうなんだと心踊り、浮かれていました。

私もまれにライブなど行ったりするのですが、チケットは大抵2ヶ月、遅くても二週間前には手元にあるものです。

つまり、チケットはなくすことなく確実に保管しておく必要があり、彼の場合、その保管場所は机の上でした。

自分以外は「ほとんど」座ることのなかった場所、安全なはずだった場所、何も起こらないはずだった場所・・・

しかし、両親の掃除というイレギュラーナンバーによって、チケットはその安全さをいとも簡単に失い、ゴミと一緒にまとめられ、その使命を果たせぬまま静かに生涯を閉じました。

彼の両親をまるでレイヴン犯罪者のように書いてしまいましたが、彼らはあくまでその良心から掃除をしたに過ぎません。

これは一日分の幸福を体験してしまった彼自身が招いた事といえるでしょう。



さて、ここまでは前回の私の話と同じですが、続きがあります。



彼の不幸話と幸福話を聞いて、私は全く根拠のない幸福論に少し自信を持ってしまっていました。

眼鏡もかけずに一時間程電話をした後、

シャワーを浴びてからものの死が見えてしまうかもしれないので眼鏡をかけようとしました・・・


テレビに目をやりながらたたんである眼鏡を開く私の手・・・


おかしいです、どうも開き過ぎてます・・・


それどころか互いの手に違った重みを感じます・・・


そして右側が妙に軽いです・・・


・・・・・・

・・・・・・

・・・・やらかしました。眼鏡にとっては致命傷、根元からポキッと逝きました。



私は原因を考えました。テレビを見ていて無造作になっていた不注意でないとすると、さっき聞いた不幸話・・・

・・・・・・

不幸は伝染する!!

試行錯誤を重ねた結果いきついた答えです。もう間違いありません!



しかし、朝食中親にその話をしたら「そうかもね、とりあえずお金貸してあげるから眼鏡買ってきな」と軽くいなされました。

馬鹿なことばかり言っていると、どこまでが嘘なのか自分でも分からなくなりそうなので冗談はこのくらいにしまして・・・

テレビ台の下で忘れられほこりまみれになっていた予備の眼鏡をして大学へ。

帰りに真打逆刃刀眼鏡を注文したのでした。



注文の際、深い紫色と深い青色、どちらにしようか迷いました。(黒がなかったので)

そしてとある友人に電話、声からして寝起きだったに違いありません。


私「何も言わずに聞いてくれ、どっちがいい?」

友「ん・・・紫」

私「ありがとう」

『ガチャ』通話時間5秒


あの時は起こしてしまってごめんなさい(笑)