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終電間際に帰宅すると、うまい具合に授業をとって、今日を休みにしているふざけた妹を発見。必修科目のせいで毎日行っていた私が実に間抜けに見えます。
私「お前の部屋はホントに汚いな!」
妹「最高の舞台だと思わんかね!」
私「思わねえよ、掃除しろよ」
妹「えー、でもさ。あそこまでやるともったいなくね?」
私「分からない、何言ってるか分からない」
妹「エアコンをつけたいけどリモコンがないし」
私「床が見えないもんな」
妹「でも探すためには部屋を片付けなきゃいけないし、面倒だ」
私「いや、片付けろよ・・・」
妹「あと携帯の充電器もなくなっちゃってさ〜」
私「それは一大事だな」
妹「だから兄者の充電器が私の部屋にあるわけだ」
私「ちょっ・・・あ、ホントにねえし」
妹「昼まで借りるつもりだったんだよ」
私「いや・・・ねえ・・・ほら、俺の言いたいこと分かるだろ」
妹「まあいいじゃんそんなことは」
私「とりあえずお前の言うセリフじゃない。早く取ってこい!」
妹「ちっ、面倒だな、死ねよ」
妹「ほらよ」
私「一体何がお前をそこまで強気にさせるんだ・・・」
妹「それよりさ、例の韓国人が面白いのよ」
私「ほう」
妹「日本語喋れるけど、書く方は微妙らしくてさ」
私「まあ2ヶ月じゃな、喋れるだけすごいと思うが」
妹「メモ書きが面白くてさ、『ウロン茶』とかマジ笑った」
私「一文字変えると沖縄風味だな」
妹「『てぃらみしゅ』とか」
私「平仮名で書くとエロゲーみたいだ」
妹「『ソセジグリル』とか」
私「そうか・・・「のだめ」なわけだなその人は」
妹「ああ、そういえば」
私「名前なんて言うんだ、イメージとしてはタ行が多そうだけど」
妹「あ・・・そういえば知らないや」
私「お前ひどいな」
妹「ほら、心で通じ合えば何とかってさ」
私「微塵も思ってないだろ」
妹「もちろんだ」