共同通信杯

フサイチホウオー参戦のせいかどうかは分かりませんが、僅か9頭立てという寂しい面子になってしまいました。まあ去年も11頭で一昨年も9頭ですから、きさらぎ賞などの関係でこうなってしまうのも仕方のないところですが・・・。

ダート開催と中山開催を除いた過去8年、1番人気は4-2-0-2。着外になったのは2戦2勝ながら最速上がり35.9で切れ負けしたグラスグラード(7着)と、戦績的に5戦2勝と、安定感のなかったマチカネホクシン(5着)の2頭のみですので、3戦3勝で最速上がり34.0、なおかつ正攻法の競馬でレースをしているフサイチホウオーが連を外すのはまず考えにくい感じです。逆に2番人気は1-0-1-6と微妙な成績なのは頭に入れておきたいところ。





1 1 ニュービギニング  牡3 56.0 武豊

ディープインパクトの弟ということで注目されていますが、現状の競馬を見る限りではもう1頭の兄ブラックタイドの印象。スタミナやパワーを求められる競馬では力を発揮していますが、上がり勝負になった際の切れ味には疑問が残ります。それでも、ホープフルSで2着だったサンツェッペリン京成杯を快勝、4着だったクルサ−ドが若駒Sでハナ差の2着、9着だったブラックオリーブも条件戦を快勝しており、レースレベル自体は高めだった模様。適性的な面で劣っていても、素質の面で埋め合わせができますかどうか。



2 2 フリオーソ     牡3 57.0 内田博幸

地方馬所属初の2歳交流GIを制した同馬。勢いのまま芝の重賞に登場してきました。芝での実力が未知数のため、ファクターとして血統を見ますと、ブライアンズタイム×Mr.Prospectorと言うことで皐月賞ノーリーズンオークスチョウカイキャロルと同じ血統構成という部分が推せます。ただ、条件戦ならともかく、ブライアンズタイム産駒でダート・芝の両条件で重賞級の馬はほとんど見られません(ブリリアントロードオースミステイヤーラントゥザフリーズ辺りがかろうじてオープン級な程度)。同馬は前走でトロピカルライトを圧倒し、現時点においてダートで重賞級なのは間違いありません。どこかで割り切らない以上、未知数の馬の評価はできないと思いますので、以上もろもろの理由から、この馬の評価は落としたいと思います。



3 3 フサイチホウオー  牡3 57.0 安藤勝己

フリオーソを除き、他馬より斤量が1kg重いですが、東京芝1800m2戦2勝で上がりの競馬(34.0)も経験済み。破ってきたメンバーを見渡しても、ドリームジャーニーを筆頭に現時点で実力馬とされている競走馬の名前が何頭か挙がり、ここでは1枚抜けた印象。調子によってはきさらぎ賞に回るプランもあったとの事ですが、出てきたからにはそれなりに仕上げてきているはず。無傷の4連勝の確率はかなり高めと思います。



4 4 インパーフェクト 牡3 56.0 御神本訓

ゴールデンジュビリよりは幾分マシですが、デビュー直後の期待度からは若干劣ってしまう印象。それでも、ハイペースに巻き込まれた前走を除けば大きな大敗はなく、比較的速い上がりも使えます。さらに父同様大トビの馬なので、小頭数の東京コースは合いそうなイメージ(現実に小頭数の方が成績はいいです)。ホウオーの相手は難しくても、2・3着を拾う位なら。



5 5 ダイレクトキャッチ 牡3 56.0 北村宏司

東京勝利→中山敗退→中山敗退→東京

インパーフェクト同様大トビなので、デビュー戦で快勝した東京コースに戻るのは好材料。現状は締まったペースより前半が遅い流れの方が向いている感じで、これと言った逃げ馬がいない展開もいい方向に向きそうです。ただ、前走は同様の位置にいたメイショウレガーロアルナスラインに先着されており、地力の面ではやや疑問が残ります。



6 6 ツカサラッキー 牡3 56.0 熊沢重文

芝の戦績は7、5、9着。前走もタイムの上では0.4秒差とはいえ、位置取りが後ろだった馬にも交わされたシンガリ負け。自己条件ならともかく、ここでは荷が重い印象です。



7 7 フライングアップル 牡3 56.0 岩田康誠

これと言って強調点がありませんが、大きく負けない堅実な成績は実力の証拠。芝1800mは1-2-0-0、さらに前半が遅い流れで好走を続けており、小頭数で落ち着いた流れが予想される展開もプラス。きっちり折り合えば大崩れはなさそうです。



8 8 マイネルブリアー  牡3 56.0 蛯名正義

近走である程度底が見えてしまいました。条件戦ならまだ好走可能と思いますが、アサクサキングスサンツェッペリンに付けられた7馬身差が短期間で詰まるとも思えませんので・・・。



8 9 ノワールシチー   牡3 56.0 田中勝春

ツカサラッキーと同じく芝では未勝利。しかも未勝利戦で大敗しているあたり、重賞ではさらに厳しいと思われます。





本命はフサイチホウオー

問題なく確勝だと思います。8割の出来だとしても、ここでは器が違います。正直前走のラジオNIKKEI杯2歳Sは内にささって僅差で取りこぼすと思っていましたが(実際審議の対象になってましたし)想像以上のパフォーマンス。阪神より東京向きなのは戦績や父を見ても明らかなので、ここはあっさり通過と見ます。



対抗はインパーフェクト

前走は馬体もやや太めでした。クラシックで云々という実力を求めるのは難しいと思いますが、1頭を除いて、このメンバーなら好勝負は十分可能です。長くいい脚を活かすロングスパートを期待します。



3番手はフライングアップル

これと言った武器が見当たりませんが、特徴のないのが特徴ということで。



抑えはニュービギニング、ダイレクトキャッチ



フサイチホウオー

インパーフェクト
フライングアップル
ニュービギニング
△ダイレクトキャッチ


40% ◎フサイチホウオー→○インパーフェクト
10% ◎フサイチホウオー→▲フライングアップル
50% ◎○▲△△BOX

100%=2000


1着 ホウオー
2着 パーフェクト アップル
3着 パーフェクト アップル ビギニング ダイレクト 

計6点(1点300)


合計3800