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受験、そして最後のテストも終わった妹は暇をもてあまして困っているようです。
大学という存在は大半の人をダメにするところだと再認識しました。まあ遊ぶのも大切といえばそうなのですが。
妹「ようやくテストが終わったよ」
私「これで何事もなくフリーダムなわけだな」
妹「いやー、勉強している人を見てると心が痛いよ」
私「そんなニヤけて言われても全く説得力が無い」
妹「うそうそ、全然痛くないよ」
私「開き直られても困るぞ」
妹「あーそうそう、学校で今更クラス分けとかしやがってさ」
私「クラス分け?あー、理系とか文系とかそういうのか。授業によっては分かれるってやつだな」
妹「そうそれ。それで何か理系に入れられちゃってさ」
私「あ?どう見てもお前は文系だろ」
妹「受かった大学がさ、ほら、理系のイメージじゃない?」
私「あー、あそこはもろ理系のイメージだな」
妹「それだけで入れられちゃったの」
私「先生に言えよ」
妹「いやー、折角分けてくれた先生に悪いじゃん」
私「本当は?」
妹「いやー、もう受かってるしさ、関係ないじゃん」
私「まあそれもそうか」
妹「もう行く気ないし」
私「行けよバカ」
妹「分かった分かった、明日行くよ」
私「まるで今日行っていないような言い草だな」
妹「・・・・・・い、行こうとは思ったんだよ。努力だけは認めてよ」
私「少しの結果も出ない努力は努力とは言わない」
妹「まあその話はもうお終いとして、試験結果が返ってきたのよ」
私「赤点だけは回避しなくちゃだめなんだと騒いでたな」
妹「仕方ないから今回はやったんだ」
私「前日からだったけどな」
妹「そしたら化学がひどかったのよ」
私「ちょっとだけ教えたっけか、化学式が分からんという時点で教えられる事はほぼ無かったわけだが」
妹「それがなんと4点」
私「4点!?」
妹「大丈夫大丈夫80点満点だから」
私「100点換算しても5点だろうが!」
妹「計算速いね」
私「そんなことはどうでもいいんだよ」
妹「ホントさっぱり分からなくてさ、全部適当」
私「しかし選択問題だろ、お前にしては運が無いな」
妹「いいんだよ赤点じゃなかったし」
私「いや・・・実力試験ならともかく定期テストならどう控えめに見ても赤点じゃないのか?」
妹「何か前回の点数とあわせるらしいんだよ」
私「前回何点だっけ」
妹「79点」
私「平均をとれば42点・・・ギリギリなのかな」
妹「合計60点以下がアウトみたい」
私「そうか・・・それにしてもここまで点数が下がるのもある意味すごいな」
妹「本番で取れればいいんだよ」
私「もっともな事なんだが、お前に言われるとなんともアレだな」
妹「あー暇だよー」