中山記念(GⅡ)

伝統の中山記念。GⅠにも繋がるこのレース、毎年いいメンバーが揃います。今年もGⅠ馬が3頭、重賞勝ち馬11頭となかなかいいメンバーが揃いました。



1 1 ダイワメジャー   牡5 58.0 デムーロ

安定していない印象の馬ですが、コースや距離適性を考えますと敗因は明らか、中山コースは得意で距離も特に問題なし、最内枠は絶好の条件で容易な先行が予想されます。渋った馬場も馬格やかき上げる走法からも対応可能、安田記念では厳しい条件になりそうなのでここは是非とも勝っておきたいところ・・・



2 2 グレイトジャーニー 牡5 57.0 幸英明


逃げたり追い込んだり、なかなか器用な馬です。最近は安定した成績を残していて持ち時計もそこそこ、1800mの適正もあり坂も得意とまでは行かなくても苦手意識はなし、地力で劣っている印象は否めませんが紛れて入着なら充分に可能です。



3 3 ヴィータローザ   牡6 58.0 中舘英二

デビューから3着が5回続くという面白い戦歴を持つ同馬。長くいい脚を使う馬ではなく、時に爆発的な末脚を発揮するタイプで、この辺は兄のロサードによく似ています。つまり安定した成績を残していなく、いつ走るのかが分からないという実にやっかいな馬です(笑)一応、坂があるコース、もしくは直線が短いコースで一瞬の切れ味を要求される場がこの馬の能力を発揮できる場だと考えています(特に前者)。GⅠを除いた中山+阪神の成績が3-1-3-3(着外は5、5、6着)と安定しているのはそういう点から来ているのではないかと・・・。ただ、今回は連闘、間隔を詰めるとイマイチな馬なのでその辺がどう出ますか・・・



4 4 ナイトフライヤー  牡7 57.0 北村宏司

前回はなかなかいい脚を使っていて驚きましたが別定戦のここで一級線相手に勝負になるとは少々考えにくいです・・・(またどこかで穴をあけそうな雰囲気ではありますが)



5 5 ハットトリック   牡5 59.0 ペリエ

初の中山コースに加えて坂のあるコースでの実績がなし、1800mの重賞は9着が2回、他にも重馬場適性、59キロの斤量など色々と不安要素はありますが、それでもマイルGⅠ2勝の実績はここ一番、騎手も相性のいいペリエ騎手、勝つか負けるかはっきりしていてある意味気持ちのいい馬ですが今回は果たして・・・



5 6 バランスオブゲーム 牡7 59.0 田中勝春

休養明け大王、そしてGⅡ大王。GⅡではこれまで4-3-0-3(着外はすべて4着)と安定、ある意味これも名馬です。今回休養明けでないのが残念ですが、騎手は2戦ぶりに主戦騎手の田中勝春騎手、距離も得意な1800m、重馬場も苦にせず枠も問題なし。ただ、7歳という年齢に加えて初の斤量59キロ、58キロを全く苦にしない馬なので問題なさそうですが58と59の壁は意外に大きいもの・・・どう出ますか・・・



6 7 カンファーベスト  牡7 57.0 横山典弘

デビューから23戦掲示板を外さなかった(1度失格あり)同馬もここ最近は不甲斐ない成績・・・ただ、スローペースで決め手を活かす馬ではなく淀みのない流れの中でこそ力を発揮するタイプで、最近大敗しているレースのほとんどが前半スローで直線の決め手を活かすレースだったことから、前半と後半のタイム差があまり出ない中山1800mはこれ以上ないプラス条件。そして名手横山騎手が戻ってきたとあれば・・・



6 8 ユキノサンロイヤル 牡9 57.0 内田博幸

元気ですねこの馬は(笑)連敗中ですがそこまで負けていないのが正直驚きです。9歳で重賞を勝ったのはゲイリーフラッシュのみですがいる事はいます。中山コース経験は充分、1800mの距離は適正がないどころかだいぶ得意な距離、このレースもさりげなく3回目の挑戦(過去は5、6着)で騎手は不気味にも地方の名ジョッキー内田騎手、上積みも特にないと思いますがいきなり激走する気がしなくもありません。



7 9 カンパニー     牡5 57.0 福永祐一

直線の末脚が武器の同馬。1800mは3-3-0-2と良績を残していて去年のこのレースは2着、中山コースの適正も申し分ありません。追い込みの脚質も頭数が少なく外枠の今回は大きな不利を受ける事なくいけそうです。やや重で負けているので、重馬場適性が気になるところですが血統面からは特に問題なし、毎日王冠は純粋にスローペースで大外を回した分届かなかっただけだと思われます。ここを勝って安田記念へステップアップできるか・・・



7 10 ダンスインザモア  牡4 56.0 蛯名正義

いまいち地力負けしている印象のある馬ですが、中山適性・重馬場得意・1800m2-1-0-0と今回はプラス条件が揃っています。外枠も後ろからいく分には特に問題なし、この馬が好走するとディープインパクト世代が弱いとの声も収まりそう・・・?(ディープ他上位3〜4頭以外は弱いと罵られている場面をたまに目にします、特にマイル路線)



8 11 クラフトワーク   牡6 57.0 バルジュ

重賞3連勝、さあこれからという時に故障、復帰の声が聞かれた矢先にまた故障、結局1年以上の休養を余儀なくされました。サクラローレルがこのレースを1年の休養明けで勝ったといういいデータもありますがここは明らかな叩き台、大幅な馬体増が予想されいきなり好勝負は難しそうです・・・



8 12 エアメサイア    牝4 55.0 武豊

4歳牝馬トップクラスの同馬がここから始動。初の中山コース、休養明け、久々の牡馬混合戦と不安要素満載ですが、坂が駄目な馬でもなく、時計等から能力のある馬なのは間違いないので色々と経験不足でもやれそうです。加えて、成績がマイル寄りでなく中距離寄りなのもスタミナを要求される中山1800mに向いていると言えます。







中山1800メートルの舞台、スタンド前からの発走で、競馬場に行けばスタートを目の前で見られます。

スタートしてからすぐにカーブがあるので脚質に関係なく外枠の馬はやや不利、逆に内枠の先行馬はコーナーワークでリードがとれるため有利、開幕週ということもあって全体的に前残り傾向が強めですがメンバーが揃うと流れがきつくなるようで、このレースに限っては差しや追い込みも結構決まっています。もともと直線の急坂でスタミナが求められるうえに今回は雨の影響で力のいる馬場、先行できてもスタミナ不足の馬は苦戦を強いられそうです。

重要なのは1800mもしくはそれ以上の距離(2200mがベスト)の実績、そして直線坂のあるコースの実績です。



展開としては絶好枠を引いたダイワメジャーが逃げる展開、バランスオブゲームも斤量を考えると前にいきそうです。他に自在性の強いグレイトジャーニーヴィータローザ辺りがついていくかもしれませんが、流れは平均からやや遅めのペース、小頭数という事で各馬力を出せそうですが前がやや有利な展開と考えられます。



本命はダイワメジャー

これ以上ない最高の枠、調教もよく中山は得意。騎手もGⅠを勝った時乗っていたデムーロ騎手、ここは条件が揃った印象です。



対抗はカンパニー

1800mのスペシャリストになりつつある馬、展開が鍵となりますがこの頭数ならそれ程問題はありません、安田記念を目指すためにもここは好走して存在をアピールしたいところ・・・



3番手はカンファーベスト

ここ2戦はいいところがありませんが騎手、コース、距離変更と条件はかなり変わります。3〜4番手に取り付ける枠、流れに乗った粘りこみを期待します。



抑えは重馬場得意のヴィータローザ、去年の覇者バランスオブゲーム、条件が揃ったダンスインザモア、武さんのエアメサイア






ダイワメジャー

○カンパニー

カンファーベスト

ヴィータローザ

バランスオブゲーム

ダンスインザモア

エアメサイア



三連単


1着 メジャー カンパニー

2着 メジャー カンパニー カンファー

3着 メジャー カンパニー カンファー ヴィータ バランス モア メサイア


計20点



馬連ならメジャー、カンパニー、カンファーのBOX3点



ハットトリックが来ましたら「今年はサッカーの年かー」と言って諦めようと思います(笑)