ダイヤモンドステークス(GⅢ)


1 1 ブリットレーン 牡7 53.0 後藤浩輝

典型的な長距離馬。前走は案外な結果でしたが、馬体重等が影響したと思われます。最近はズブさが増しているので直線の長いコースは歓迎、騎手もユーセイトップランで驚かせた後藤騎手、目立った強調点はありませんが好位置からアルゼンチン共和国杯のように紛れる展開なら。



2 2 シャドウビンテージ 牡6 55.0 田中勝春

1年7ヶ月の休養を経て前走では復活の兆し、一時期はオープン戦を勝ち重賞でも人気になっていた馬、東京コースは得意で距離もハンデも問題なし、もう6歳でもまだ11戦しかしていない辺り未知の魅力を感じます・・・



2 3 フサイチアウステル 牡4 56.0 ペリエ

前走はズブイところを見せて2着、展開の利でなだれ込んだ感があるので評価しにくい馬です。しかし長距離適正は抜群。ペリエジョッキーも心強い味方、持続的な脚を使う馬なので東京コースも大丈夫そうです。ただ、調教がいまいちなのは相変わらず(笑)



3 4 メジロトンキニーズ 牝4 50.0 吉田豊

近走は勝ちきれないながらも最後の末脚は常に安定。長距離(2400m以上)は2回走って1着、3着、父はあのダンスインザダークでさらに距離が伸びてもマイナス要因にはならないはず。東京コース経験も豊富で尚且つ最軽量50キロ、そして今年乗れている吉田騎手、メジロ牝馬に吉田騎手・・・何かありそうです。



3 5 ルーベンスメモリー 牡6 55.0 柴田善臣

右目の見えない競走馬として有名な同馬。全23戦中掲示板を外したのが一度のみで実に堅実。言い換えれば勝ちきれない馬とも言えますがここにきて連勝中、東京コース実績は充分過ぎるほどで距離延長も母系から問題なし。初めての重賞挑戦、斤量も恵まれたとはいえませんが、何となく応援したくなります。



4 6 シェイクマイハート 牡6 54.0 バルジュ

私が期待した前走は前にいけずやや苦しい位置取り、勝負どころで置いていかれる辺りスピードが足りないようです。ただ、今回は内枠に加えて騎手も一流、ゴーウィズウインドがどう動くかにもよりますが、すんなり先行できるならメジロマックイーンの血が目を覚ます可能性も・・・



4 7 マッキーマックス 牡6 54.0 藤田伸二

年を重ねてもまだまだ切れ味鋭い馬、しかし、マチカネホクシン等がそんな感じの馬でしたが一瞬しかいい脚を使えない印象があります。本来は直線の短いコースで上がり勝負になった時が狙い目で、直線が長く持続力が求められる今回はやや足りない感じです。力もあり長距離も合いますが・・・



5 8 ゴーウィズウィンド 牡7 53.0 松岡正海

札幌、函館、福島といった平坦コースでの実績があります、と言うより2600mのスペシャリスト。2600mのあるコースはすべてローカルコース(小回りコース、中山は例外)でカーブが何回もあるので先行した馬が断然有利、そういうわけで先行できる同馬は展開の利を得て実績を残しているものと思われます。今回は広いことで有名な東京コース、どんな脚質の馬も比較的実力を出せるため展開の利は見込めそうもありません。ハンデには恵まれましたが上位進出は難しいところ・・・



5 9 オペラシチー 牡5 57.0 佐藤哲三

前走体重を絞ってベストな状態にあったにもかかわらず好位3番手から直線伸びずに5着、ただ、前走はやや重が応えた可能性もありまだ見限るのは早いかもしれません・・・長距離、良馬場、そして佐藤哲造騎手、すべて揃った上で走る馬なら今回は絶好の条件、東京コースは実績もあるので57キロでも再度見直しの価値があると思います。しかし、どうしても強調点が足りない印象です・・・



6 10 ダイワキングコン 牡4 53.0 北村宏司

出走自体がちょっと謎です。体系的にパワー型な印象を受けていたのでここまで長い距離は果たしてどうなのか・・・弥生賞ディープインパクトの4着に入っている辺り芝は大丈夫そうですが・・・


6 11 ハイアーゲーム 牡5 56.0 内田博幸

前走は24キロの体重増ながら、直線追い込んで3着、見せ場はありました。徐々に復活してきているのかもしれません。前走の体重増から考えて今回は上積みあり、騎手は前走と同じく地方の名ジョッキー内田騎手、得意な東京コース変更、斤量マイナス1キロ、走る要因は揃っています。実力的に天皇賞はつらいですがここなら十分チャンスあり。



7 12 ファストタテヤマ 牡7 57.5 勝浦正樹

前走で3年8ヶ月ぶりの勝利、全く持って元気な馬です、長距離でお馴染みの追い込み馬、年をとっても切れ味は健在、なんとなくユーセイトップランを思い出させる馬です。京都コースが得意なので京都記念に回ると思われましたが3000mの万葉Sを勝った事からダイヤモンドSへ。距離適正はかなりありますが東京コース実績がイマイチな事に加えてトップハンデ57.5キロ、少々厳しいところです・・



7 13 ハイフレンドトライ 牡6 53.0 小林淳一

3000m以上のレースでは7、3、2、6、5、4着と安定、7着、6着、5着のレースは別定戦GⅡで斤量が重く厳しいレースでした、それでも大敗はなく典型的な長距離馬、流石は父リアルシャダイといったところでしょうか。そして今回は軽斤量53キロ、8月から休み無しで使われている点は気になりますが、体重が極端に減ったりしていないところから丈夫で元気だからこそ使われている事が伺えます(ここは父に似てません)。去年2着のこのレース、今年は果たして・・・



8 14 アンドゥオール 牡7 57.0 松永幹夫

本格化してからは掲示板を外すことなく堅実な走りで重賞2勝、長距離適正は2300mの東海Sを勝っている辺り大丈夫ですが、いずれもダート。芝は3年以上走っていなく、着順は10着、11着。もちろんかなり前なので今は馬自身が変わっていると思われますが実績がないのは確か・・・ただ、血統的に母はローズSを豪脚で差し切ったあのスターバレリーナ、兄弟にもグランパドドゥがいる辺り芝の才能はありそうです。57キロのハンデは見込まれた感がありますが、果たしてどこまで。



8 15 トウカイトリック 牡4 54.0 芹沢純一

前走はスタートから追っ付け通し、テンの遅い先行馬は大変そうです。今回はテンの遅い長距離戦、先行馬が何頭かいますが追走は容易、先行できるとバテない強みがあるのでここでも勝負になりそうです。ただ、血統的にそこまで長距離血統ではない点が少々気になるところ。







ダイヤモンドS、距離3400mとステイヤーズSについで二番目の距離を誇るレース、広々としたコースから毎年スローペースになりがちです。しかし、上がりの切れ味も必要ですが何よりスタミナと直線の持続力が不可欠・・・



展開としてはゴーウィズウインド、オペラシチーシェイクマイハート辺りが行く展開、そとのトウカイトリックも行きたい所ですがすぐカーブのあるコースで大外がどう出るか・・・



本命はハイフレンドトライ

安定した長距離実績、あの末脚は長い東京の直線でこそ生きます。53キロの軽ハンデを活かせば実績馬をまとめて倒す力は十分あります。



対抗はメジロトンキニーズ

前走一緒に走っていたシャドウビンテージやルーベンスメモリーとは5キロ差、明らかに斤量に恵まれた感があります。メジロで長距離牝馬というとメジロランバダが浮かびますが、どこまで近づけるか・・・



3番手はフサイチアウステル

おそらく東京コース向きの馬、しかし今回も調教がいまいち・・・勝ち切れるイメージもない事から2着評価まで。



同評価はハイアーゲーム

3000m以上に適正があるのか未だに謎ですが、今の調子と内田ジョッキーならば好勝負できそうです。



抑えはシャドウビンテージ、マッキーマックス






ハイフレンドトライ

メジロトンキニーズ

フサイチアウステル

ハイアーゲーム

△シャドウビンテージ

マッキーマックス



三連単


1着 トライ トンキニーズ

2着 トライ トンキニーズ アウステル ハイアー

3着 トライ トンキニーズ アウステル ハイアー ビンテージ マッキー

計24点



馬連なら◎→○、▲、注、△、△にブリットレーンを加えた6点。