ジャパンカップ（GⅠ）

枠番

重賞を5勝もしていながらとてもそうは見えないムラのある馬。（ファンの方ごめんなさい）

1800m、2200mの重賞を勝ち、中距離に適正があるのかと思いきや1600mで重賞を2つ勝ちマイラーとして活躍、しかし突如出走した3000mの重賞を勝利し、もはや何だかよく分からない事に・・・血統的には長距離血統なのでコレが的確なはずなのですが・・・体格は筋肉質でマイラー・・・割と好きな馬ですが、GⅠではやや足りない印象です（最高着順8着）

しかし名前はどこか某題名の長いロックンロールバンドを思わせるいい名前です。

1 2 　タップダンスシチー　牡8 57.0 佐藤哲三

2年前9馬身差でこのレースを制した馬、かつ人間で言うと50付近のおじいちゃん（笑）

馬の一番の充実期と言われている4歳を過ぎてから力を付けてきた馬。10億円を稼いでいる辺りその実力は確か、2400mもベストの距離。しかしここ2戦は気の抜けたような成績で調子もまだ一息・・・逃げ馬も多く展開も見方しなさそうで少々厳しいところ・・・

2 3 　ウォーサン　　　　　牡7 57.0 スペンサー

外国馬（イギリス）、GⅠ4勝

去年（15着）と同様のローテーションで参戦。去年と同じように前々走でGⅠを勝ち、凱旋門賞で大敗後のレース。一流レースになるとイマイチ足りない印象で、去年の成績を見る限り馬場適正も微妙、他の外国馬より一歩劣ります。

2 4　アドマイヤジャパン　牡3 55.0 横山典弘

菊花賞では驚きの走りを見せましたが、今回は逃げ馬も集まった事から同様の競馬は期待できません。しかし、抑える競馬も問題はないのでその可能性も充分あります。ただ、一流古馬の集まったこのメンバーでは展開以外のものが関係していそうです・・・

3 5 　リンカーン　　　　　牡5 57.0 武豊

騎手のせいか馬名のせいか、毎回人気を集めるこの馬。GⅡ2勝、GⅠ2着2回の成績、悪くはないですが少々過剰人気なのは否めないところ・・・距離は適距離、中団から4コーナーで前に取り付く展開が理想で、逃げ馬の集まった今回は期待したいところですが・・・

3 6 　ウィジャボード　　　牝4 55.0 ファロン

外国馬（イギリス）、GⅠ3勝

牝馬ながらの切れ味は一流、血統的にはスピード先行の馬ですが2400mで好成績を残していることから距離は問題なし、スピード競馬となる日本への適正は高いと思われます。中団から差す競馬も直線の長い東京なら生きるはずです。

4 7　ベタートークナウ　　セ6 57.0 ドミンゲス

外国馬（アメリカ）、GⅠ4勝

GⅠ4勝のうち、去年のBCターフは評価できますが、今年勝った2つのGⅠは共にメンバーに恵まれた感が強く、前走のBCターフで~~パプテマス様~~シロッコに大敗しているところがその証拠と言えます、重馬場にでもならない限り、厳しそうです・・・

4 8 　ゼンノロブロイ　　　牡5 57.0 デザーモ

ディフェンディングチャンピオン。

去年程の勢いはないものの、安定した成績は相変わらずで、海外のGⅠも含め、GⅠばかり使って3着、2着、2着。どんなペースでも対応できるのは強みで、騎手も一流。よほどの事がない限り、3着以内は固そうです。

5 9 　ストーミーカフェ　　牡3 55.0 四位洋文

逃げ宣言をしている若き逃亡者。

骨折明けを2回叩いて確実に調子は上向き。しかし、いくらなんでもこれだけのGⅠ馬と逃げ馬の揃ったこの中で勝ちきるのは困難と思われます。スタミナ血統ではありますが・・・

5 10 ヘヴンリーロマンス　牝5 55.0 松永幹夫

最近3走、人気は10、9、14ですが着順は2、1、1。今回も5番人気以下と思われますがこの勢いは侮れません。ただ、ハイペースとなりそうな今回、スローペースで決め手を活かすこの馬にとっては決してプラスとは言えません・・・

6 11 コスモバルク　　　　牡4 57.0 デムーロ

名前を聞いたこともある人も多いと思います。去年はこのレース2着するなど絶好調でしたが、今年は6、10、12、11と一息。前に行きたがる気性がうまく噛み合わなかった結果と言えます。一流外国人騎手への乗り代わりはもちろんプラスですが・・・

6 12 バゴ　　　　　　　　牡4 57.0 ジレ

外国馬（フランス）、GⅠ5勝。去年の凱旋門賞（世界最高とも言われているレース）勝ち馬。

日本での種牡馬入りも決まっていて、その評価上げの意味も込められているとかいないとか・・・最近は勝ちきれないレースが続いていますが実力は間違いなく一流。ただ、父親の産駒が日本で走っているものの、これと言った活躍馬は出ていません、馬場適性には疑問が残ります・・・

7 13 サンライズペガサス　牡7 57.0 後藤浩輝

距離もやや長めで上積みもないとのこと、流石にこのメンバーでは厳しそうです。落馬にもめげずに乗る後藤騎手はちょっと応援したいですが・・・

7 14 アルカセット　　　　牡5 57.0 デットーリ

外国馬（イギリス）、GⅠ1勝

最近実力を上げてきて、なおかつ2400mを最も得意としている馬。9戦して4-5-0-0は見逃せません。気になる馬場適性も、このレースを勝っているエルコンドルパサーと同じ父のキングマンボなのでプラスと言えます。ただ、母方のスタミナ血統が強く表れているようで、2000m以下のスピード勝負では実力を発揮できずにいるのは気になる点、前について行ければ・・・

7 15 キングスドラマ　　　セ5 57.0 プラード

外国馬（アメリカ）、GⅠ1勝

つい2週間前にレースを勝っての参戦。今年に入って勢いが付いているのはプラスですが、7月から休みなしで使っているのは少々気になる点。戦ってきた相手もやや手薄で、見劣りします。

8 16 ハーツクライ　　　　牡4 57.0 ルメール

切れ味を活かす馬ですが、スローペースの切れ味というよりはハイペースで前が止まったところを差すイメージが強いです。（ダービー、宝塚記念等）少なくとも、前回よりプラスな流れになるのは間違いなさそうです。ただ、データ的に重賞1勝馬は連対していません。（GⅠ2着が2回あるので問題ないようにも思えますが）

8 17 スズカマンボ　　　　牡4 57.0 安藤勝己

一戦叩いた上積みはありそうです。直線の長い東京コース、距離延長もプラス。ハイペースでも伸びてこられる脚は侮れません。

さりげなく、ハーツクライとこのスズカマンボはホントによく一緒に走っています。（いままでに8回）そして着順が近いことも多かったりします（ひょっとしてデキてる？（笑）

成績はスズカマンボから見て2勝6敗。

8 18 ビッグゴールド　　　牡7 57.0 和田竜二

逃げたいのに大外というのはちょっと可哀想です。ハイペースで飛ばしていく馬ではないので無理にはいかないと思いますが、この馬の脚質だと前につけない展開では厳しそうです。

逃げ馬、先行馬の揃った今年のJC。